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新興国通貨、ドル安背景に最高値更新 8週連続の上昇

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MSCI新興国通貨指数が21日に0.3%上昇し、今月に入り相次いで更新していた過去最高値をさらに塗り替えた。同指数の上昇は8週連続となり、米ドルが数カ月ぶりの安値圏で推移する中、新興国通貨への資金流入が続いている。
ドル安がリスク選好ムードを後押し
米国の債務増加や政策の不確実性に対する懸念から、ドルの購買力低下が意識されており、ドルは主要通貨に対して週間ベースで下落する見通しだ。このドル安が、新興国などのリスク資産への投資妙味を高める主な要因となっている。
市場では、米財務省が20日に国債買い入れの増額や財政再建の可能性に言及したものの、米国債利回りは再び上昇しており、ドルへの下落圧力は続いている。また、米国とイランの外交的対立はインフレリスクとして注視されている。
アジア・欧州通貨が軒並み上昇
Adドル安を背景に、各国の通貨も堅調に推移した。主な動きは以下の通り。
- 韓国ウォン: 対ドルで0.9%上昇し、11カ月ぶりの高値を付けた。週間では2%以上の上昇となる見込み。
- 台湾ドル: 0.7%上昇した。
- 中国人民元: 3年半ぶりの高値圏で推移。中国の廖岷・財政次官は、経済状況の変化に対応するため追加の財政措置を打ち出すと述べた。
- トルコリラ: 8月の製造業景況感指数が好不況の分かれ目である100を上回る102.8を記録したことを受け、2.1%上昇した。
- チェココルナ: 対ユーロで0.4%上昇した。
株式市場も堅調に推移
通貨市場のリスク選好ムードは株式市場にも波及している。MSCI新興国株式指数は1.3%上昇し、2週連続での上昇となる勢いだ。アジアでは韓国総合株価指数(KOSPI)や台湾の株価指数が上昇したが、週間ベースではともに1%近い下落となる見通し。一方、トルコの株式市場は0.8%上昇した。