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エルビット・システムズ株が上昇、米子会社が3.7億ドル超の大型契約受注

イスラエルの防衛技術大手エルビット・システムズ(ESLT)の株価が20日の取引で2.5%上昇した。同社の米国子会社が、米国税関・国境警備局(CBP)から総額3億7000万ドル(約580億円)を超える複数の大型契約を受注したと発表したことが、投資家心理を押し上げた。
米国での大型契約受注を好感
エルビット・システムズの発表によると、契約を獲得したのは米国子会社のエルビット・システムズ・オブ・アメリカ。契約は米国の国家安全保障を強化し、国境沿いのリアルタイムな状況把握能力を向上させることを目的としており、履行期間は2029年5月までとなっている。
ベザレル・マフリスCEOは、「これらの新たな受注は、エルビット・システムズ・オブ・アメリカが米国の安全保障と防衛能力の強化に継続的に貢献していることを示すものだ」とコメントした。
記録的な受注残高がさらに拡大へ
今回の大型契約は、同社の財務基盤をさらに強化するものと見られている。2026年第1四半期末時点で、エルビットの受注残高はすでに過去最高の302億ドルに達しており、今回の受注が加わることで、長期的な収益見通しの安定性が高まる。これは、投資家にとって将来の業績に対する信頼感を高める要因となる。
Ad市場では、8月11日に予定されている2026年第2四半期決算への期待も高まっている。ウォール街のコンセンサス予想では、売上高は22億3000万ドルと、再び好調な四半期になると見込まれており、決算発表を前にしたポジション構築の動きも株価を支えている可能性がある。
市場環境と今後の株価見通し
この日の株式市場は、ナスダック総合指数が0.5%、S&P500種指数が0.2%上昇するなど、全体的にリスクオンの地合いであったことも、エルビットのような防衛技術関連株には追い風となった。
テクニカル面では、今回の株価上昇により、短期的なセンチメントの目安とされる20日間指数平滑移動平均線(約763.87ドル)に接近している。アナリストのコンセンサス評価は「ホールド」だが、平均目標株価は915ドルと、現在の株価水準から大きな上昇余地を示唆している。継続的な契約受注が続けば、52週高値(1,016.06ドル)に向けたさらなる回復も視野に入る。