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DXCテクノロジー株が急落、決算発表直前の経営陣刷新を嫌気

Summary
DXCテクノロジーの株価が大幅下落した。第1四半期決算の発表を数時間後に控え、突如として発表された大規模な経営陣の刷新が投資家の不安心理を煽った。
ITサービス大手のDXCテクノロジー(NYSE: DXC)の株価が、米国時間30日の日中取引で6.0%急落した。同日引け後に予定されている四半期決算の発表を前に、大規模な経営陣の刷新を即日実施すると発表したことが、投資家の間で不透明感を強める要因となった。
決算発表直前の異例の人事
DXCは、ポール・テイラー氏を新社長に任命すると発表した。この役職はこれまでラウル・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)が兼任していたもので、同氏は引き続きCEO職に留まる。また、グローバル・インフラストラクチャー・サービス(GIS)部門のプレジデントにはダン・グレイ氏が就任し、現職のクリス・ドラムグール氏が退社することも明らかにされた。
この経営陣刷新が、投資家が固唾をのんで見守る2027年度第1四半期決算の発表直前というタイミングで行われたことが、市場の不安を増幅させた。アナリストは同四半期の売上高について、前年同期比で約5.5%の減少を予測している。
Ad業績への根強い警戒感
市場が特に敏感になっている背景には、前四半期の業績がすでに期待外れだったことがある。同社は前回の決算で、1株当たり利益(EPS)の将来見通しが市場予想に届かず、本業の成長を示すオーガニックレベニュー(有機的売上高)も予想を下回っていた。そのため、投資家はさらなるネガティブなサプライズに対して許容度が低くなっている。
この日のDXC株の急落は、S&P 500が1.2%、ナスダック総合指数が2.4%上昇するなど、株式市場全体が堅調に推移する中で際立っている。これは、経営陣の不安定さや業績懸念といった企業固有の問題が、良好なマクロ経済環境を打ち消すほど深刻に受け止められていることを示唆している。市場は、新たな経営体制への移行に伴う事業遂行リスクを織り込み始めているとみられる。