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英ダネルム株が急伸、第4四半期の増収と通期見通し維持を好感

Summary
英国の大手家庭用品小売ダネルムの株価が16日の取引で急伸した。第4四半期の堅調な売上高と、通期の利益見通しを市場コンセンサス通りに据え置いたことが投資家の安心感を誘った。
英国の大手家庭用品小売企業ダネルム(Dunelm)の株価が16日、一時4.0%超の急伸を記録した。同日発表した第4四半期および通期の業績報告が、軟調だった第3四半期後の市場の懸念を和らげ、買い材料となった。
第4四半期の業績と通期見通し
ダネルムが発表した第4四半期(Q4)の売上高は、前年同期比2.9%増の4億2,800万ポンドに達した。これにより、通期の売上高は同3.1%増の18億3,000万ポンドとなった。
特に市場が好感したのは、会社側が通期の税引前利益について、市場コンセンサスに沿った水準になるとの見通しを再確認した点だ。この発表により、第3四半期の業績軟化を受けて広がっていた不透明感が払拭された。通期の売上総利益率も、コスト規律と有利な為替変動を背景に、前年比10ベーシスポイント上昇の52.5%となる見込みだ。
Ad市場の反応と今後の展望
この業績報告を受け、ジェフリーズのアナリストは「総じてポジティブ」な内容であり、第3四半期からの減速傾向が続くとの懸念を和らげたと評価した。今回の株価上昇は、FTSE250指数が堅調に推移する中でも、マクロ経済要因よりは同社固有の材料が強く意識された動きと言える。
業績の牽引役となったのは、サマーセール期間中の好調な販売や、「サマーリビング」関連商品の力強い需要だった。また、通期のデジタル販売比率は2ポイント上昇し、総売上高の42%を占めるなど、オンライン事業も順調に成長している。同社は今後、キングストン・アポン・テムズでの大型新店舗の開設や、アプリへのAIショッピングアシスタント導入などの新たな成長戦略も計画しており、9月の通期決算発表時に詳細な戦略アップデートを行う予定だ。