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米CPI発表控えドルは横ばい、円は介入警戒感と年金基金報道で軟調

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Jul 14, 20261 min read
米CPI発表控えドルは横ばい、円は介入警戒感と年金基金報道で軟調

Summary

米国の6月消費者物価指数(CPI)の発表を前に、ドルは主要通貨バスケットに対して横ばいで推移した。一方、円は政府による介入への警戒感がくすぶる中、年金基金の資産配分に関する報道を受けて40年ぶりの安値圏で軟調な展開となった。

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外国為替市場では14日、米国の重要なインフレ指標の発表を控え、ドルが小動きとなった。一方、円は当局による為替介入への警戒感が続く中、公的年金基金の資産配分を巡る報道が重しとなり、40年ぶりの安値水準で上値の重い展開となっている。

米CPIがFRBの政策判断を左右

市場の最大の注目は、米国で発表される6月の消費者物価指数(CPI)に集まっている。このデータは、米連邦準備制度理事会(FRB)の次の一手を占う上で重要な手掛かりとなる。

ロイターがまとめたエコノミストの予想中央値では、6月のコアCPIは前月比0.2%の上昇が見込まれている。ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)のFX戦略責任者であるレイ・アットリル氏は、コアCPIが0.3%以上となれば、FRBが7月の会合で利上げに踏み切る引き金になり得ると指摘した。FRBのクリストファー・ウォラー理事も最近、インフレが目標の2%を大幅に上回り続ける場合、「近い将来」の利上げが必要になる可能性を示唆している。LSEGのデータによると、金利先物市場は年内に約30ベーシスポイントの利上げを織り込んでいる。

円は神経質な展開、介入警戒と年金報道が重し

ドル円相場は1ドル=162.40円近辺で推移し、依然として40年ぶりの安値圏にある。市場では、日本政府・日銀による円買い介入への警戒感が根強い。

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英国の決済会社Eburyの市場戦略責任者マシュー・ライアン氏は、「日本の当局は(円安への)許容度を若干軟化させたように見えるが、警戒を続けており、ここから急激な変動があればさらなる強力な介入も辞さない構えを示している」と分析する。また、11日にロイター通信が、政府が年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)などの公的年金基金の資産構成を早急に変更する計画はないと報じたことも円の売り材料となった。これは、先週末に片山さつき財務相が年金基金に国内資産への投資を促す考えを示唆したことで高まった円買い期待を後退させた。

地政学リスクとその他通貨

市場では、米国とイラン間の緊張激化もリスク要因として意識されている。中東情勢の緊迫化を受け、原油価格は月曜日に9%以上急騰し、1カ月ぶりの高値を付けた。WTI原油先物とブレント原油先物は14日のアジア時間序盤にも2%以上上昇した。

その他の主要通貨の動向は以下の通り。

  • ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1383ドルと安定。
  • 英ポンドは1ポンド=1.3347ドルで取引されている。
  • 豪ドルは1豪ドル=0.6915ドル。
  • ニュージーランドドルは0.24%上昇し、1NZドル=0.5762ドルとなった。
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