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米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測が92%に急上昇、ドルは1週間ぶりの高値を更新

Summary
米国債利回りが5%を超え、トレーダーらが今週の米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げをほぼ確実視したことから、米ドルは主要通貨に対して上昇し、ユーロと円に圧力がかかった。
米ドルは火曜日、米国債利回りの急上昇と原油価格の上昇を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げが間近に迫っているとの市場の期待が高まり、1週間ぶりの高値をつけた。
ドル高の主な要因
Investing.comのデータによると、主要6通貨に対するドルの価値を示す米ドル指数(DXY)は0.24%上昇し、99.60付近で取引された。この上昇は、今週のFRB政策会合を前に、金利に関する市場の期待が大きく変化したことが背景にある。
CME FedWatchツールによると、FRBが水曜日に政策金利を25ベーシスポイント引き上げ、3.75%~4.00%のレンジとする確率は92.1%に急上昇し、先週の約60%から大幅に上昇した。ドルの魅力をさらに高めたのは、指標となる米国10年国債利回りが2007年以来初めて5%を突破したことだ。この動きは、新たな地政学的緊張の高まりとインフレ懸念の高まりを受け、ブレント原油が1バレル113ドルを突破するなど、エネルギー価格の上昇が一因となっている。
ユーロと円に圧力
ドルの上昇は、他の主要通貨に大きな圧力をかけている。ユーロは1カ月ぶりの安値に下落し、0.1%下落して約1.1539ドルとなった。欧州中央銀行が先週、金利を引き上げた後も、トレーダーはユーロ圏のスタグフレーションリスクとドルの上昇圧力とのバランスを取ろうとしている。
Ad円も下落し、0.3%下落して1週間ぶりの安値となる1ドル=154.82円となった。投資家が金曜日に予定されている日本銀行の金融政策決定を待つ中、ドルは先週記録した7カ月ぶりの高値から反落した。
中央銀行が注目を集める
今週の為替市場の動きは、米連邦公開市場委員会(FOMC)と日本銀行の政策会合が中心となっている。DBS銀行のアナリストは、「市場はFRBの利上げサイクルを織り込んでいる一方で、エネルギー投入コストの上昇が二次的なインフレ効果を悪化させる恐れがある」と指摘した。
しかし、アナリストらはFOMC発表前のドル高を追うことには慎重な姿勢を示し、会合前の情報公開禁止期間が始まる前に、一部のFRB当局者が利上げを一時停止する意向を示唆していたことを指摘した。日本では、利上げが広く予想されているものの、中央銀行がより積極的な金融引き締め路線を示すかどうかについては、投資家の間で意見が分かれている。