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Dウェーブ株が急騰、AT&Tとの提携拡大とナスダック上場を好感

Summary
量子コンピューティング企業のDウェーブ・クアンタムの株価が、米通信大手AT&Tとの提携拡大やナスダック市場での取引開始を背景に急騰した。
量子コンピューティング企業のDウェーブ・クアンタム(D-Wave Quantum、ティッカー:QBTS)の株価が27日午前の取引で17.8%急騰した。米通信大手AT&Tとの提携拡大や、同日からのナスダック市場での取引開始が複数の好材料として投資家に評価された。
AT&Tとの提携拡大が追い風に
AT&Tは、Dウェーブのアニーリング型量子コンピューティング技術の活用を拡大し、自社のネットワーク運用の最適化問題に取り組むと発表した。AT&Tによると、初期の応用事例では、従来約1時間を要していたネットワーク最適化のワークロードを15秒未満に短縮することに成功したという。
この成果を受け、AT&Tはこの技術を自社のエージェントAIソリューションを支えるツールに統合する。同社は、このソリューションによって2025年に顧客のダウンタイムを1200万時間削減したとしている。また、AT&Tは量子セキュリティや通信分野での活用を視野に、Dウェーブが将来提供するゲート型量子システムの評価も進めていることを示唆した。
ナスダック市場への移行とアナリストの好評価
Ad株価上昇の背景には、同社がニューヨーク証券取引所(NYSE)からナスダック市場へ自主的に移行し、27日がその初日であったことも挙げられる。アラン・バラッツ最高経営責任者(CEO)をはじめとする経営陣は、同日のナスダック市場のオープニングベルを鳴らし、会社の次なる成長段階の始まりを象徴付けた。
さらに、証券会社のベンチマークがDウェーブの株式カバレッジを「買い」の投資判断、目標株価30ドルで開始したことも支援材料となった。これにより、アナリスト全体のコンセンサスは「買い」13件、「ホールド」1件、平均目標株価は38.27ドルとなっている。
市場の反応と背景
これらの好材料が重なり、Dウェーブの株価は一時19.23ドルの高値を付け、ここ数カ月で最大級の1日の上昇率を記録した。当日はS&P 500が0.7%上昇するなど、株式市場全体が堅調に推移し、ハイテク株や量子コンピューティング関連株にとって追い風となるリスクオン地合いであったことも、株価を押し上げる一因となった。