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中国CXMTの上海IPO、機関投資家の需要は堅調も半導体株安で熱気は後退

Summary
中国の半導体メモリー大手、長鑫存儲技術(CXMT)が計画する86億ドル規模の上海IPOで、機関投資家からの応募倍率が570倍超となった。しかし、世界的な半導体株の売り浴びを背景に、最近のハイテク企業IPOほどの熱狂は見られなかった。
中国の半導体メモリー最大手、長鑫存儲技術(CXMT)が上海証券取引所のハイテク新市場「科創板(STAR Market)」で計画する86億ドル(約1.2兆円)規模の新規株式公開(IPO)に対し、機関投資家からの応募が募集枠の500倍を上回った。しかし、最近の他のハイテク企業IPOと比較すると需要の熱気は落ち着いており、世界的な半導体株の急落が投資家心理に影響を与えていることが浮き彫りになった。
IPOの詳細と需要の温度差
CXMTが日曜日に提出した書類によると、機関投資家向けの公募21億7000万株に対し、ミューチュアルファンドや年金基金などから合計1兆2400億株の応募があった。これは応募倍率に換算すると約570倍となり、旺盛な需要を示している。
しかし、この倍率は最近の科創板IPOと比較すると見劣りする。例えば、珠海市沢諾薬業(Zhuhai Trinomab Pharmaceutical)などのIPOでは、機関投資家からの応募倍率が5,000倍を超えていた。また、先に締め切られた個人投資家向けの応募倍率も243.93倍と、同様にやや落ち着いた水準だった。
市場環境と背景
今回のIPOに対する投資家の慎重な姿勢は、世界的な半導体株の急落と無縁ではない。AIブームを背景に急騰してきた半導体セクターでは、投資家の間で過熱感への警戒が広がっている。中国国内でも、多くの主要半導体株が上場する科創板の指数は7月1日の高値から約25%下落し、時価総額で4兆元(約87兆円)以上が失われた。
AdCXMTの上場は、アジアで今年最大規模のIPOとなる見込みだ。米中間の技術覇権争いを背景に、中国政府が半導体分野での自給自足を目指す中、同社の上場は今後の大型IPOを占う試金石として市場の注目を集めている。
CXMTの概要と今後の見通し
CXMTは、サムスン電子、SKハイニックス、マイクロン・テクノロジーに次ぐ世界第4位のDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)メーカー。AIの普及により、スマートフォンやサーバーなどで使用されるDRAMの需要は拡大している。
ロイター通信が関係者の話として報じたところによると、CXMTは7月27日に科創板に上場する予定だ。