Story
中国CXMT、上海上場で初値470%高 時価総額で国内首位に

Summary
中国の半導体メモリー大手、長鑫存儲技術(CXMT)が上海市場に上場し、初値が公開価格を470%以上上回る急騰を見せた。これにより同社は中国工商銀行を抜き、時価総額で国内最大の企業となった。
中国の半導体メモリー大手、長鑫存儲技術(CXMT)の株式が月曜日の上海市場での新規株式公開(IPO)初日、公開価格を470%以上上回る驚異的な急騰を記録した。このデビューにより、同社は中国で最も価値のある上場企業となった。
上場の詳細
CXMT(銘柄コード:688825.SS)の初値は49.50元となり、公開価格の8.66元を472%上回った。これにより、同社の時価総額は3.3兆元(約4873億ドル)に達し、これまで首位だった国有銀行大手の中国工商銀行(ICBC)を上回った。
今回のIPOは2026年におけるアジア最大規模であり、CXMTは579.2億元(約86億ドル)を調達した。調達資金は、生産能力の拡大、研究開発への投資、運転資金の強化に充てられる予定だ。
市場の反応と背景
Adこの記録的な初値は、半導体関連株に対する投資家の強い意欲を浮き彫りにしている。背景には、米国による輸出規制が続くなか、中国政府が先端半導体分野での自給自足を目指す動きを加速させていることがある。
特に、人工知能(AI)インフラへの需要が世界的に急増しており、AIサーバーやデータセンターで使用されるメモリーチップの需要がCXMTの追い風となっている。同社は中国を代表するDRAMメモリーチップメーカーとして、この潮流の主要な受益者と見なされている。
投資家の注目点
CXMTは、サプライチェーンの多様化を目指すグローバル企業からも注目を集めている。最近のメディア報道によると、米アップル社は世界的なメモリー不足を背景に、米国以外で販売するデバイスにCXMT製のメモリーチップを使用するため、トランプ政権に承認を求めていると伝えられている。