Story
トウモロコシ先物続伸、米作柄調査を前に天候懸念が強まる

Summary
シカゴ商品取引所のトウモロコシ先物は、今週実施される専門家による作柄調査(クロップツアー)の結果を前に、米中西部の悪天候による供給懸念から続伸した。
Text size
Background
シカゴ商品取引所(CBOT)のトウモロコシ先物価格が月曜日に上昇した。市場参加者は、今週行われる民間調査会社「プロファーマー」による恒例の作柄調査(クロップツアー)の結果を注視しており、米中西部の天候不順による供給への影響が懸念されている。
クロップツアーの結果に注目集まる
市場の最大の関心事は、今週発表されるプロファーマーのクロップツアーの結果だ。この調査は、トウモロコシと大豆の単収(単位面積当たりの収穫量)に関する詳細な情報を提供するものとして、毎年注目度が高い。先週、米農務省(USDA)がすでに生産量予測を下方修正していることから、今回の実地調査の結果が今後の価格動向を占う上で重要な材料となる。
また、USDAは月曜日の午後にも週次の作柄状況報告を発表する予定であり、現在の生育状況に関するさらなる手がかりが提供される見込みだ。
米国の天候懸念とブラジルの収穫状況
Ad価格上昇の背景には、米中西部の穀倉地帯の一部で最近発生した豪雨と洪水がある。これにより、市場では作物病害や収穫量の減少に対する懸念が強まっている。天候不順が現実の供給減につながるかどうかが、短期的な焦点となる。
一方、南米ではブラジルの収穫が進んでいる。農業コンサルタント会社アグフラルによると、ブラジル中南部の第2期作トウモロコシの収穫は先週木曜日時点で85%完了した。これは前週の79%から進んだものの、前年同期間の94%には及んでいない。
この結果、CBOTのトウモロコシ先物の中心限月は、1ブッシェルあたり6.25セント高の4ドル89.5セントで取引を終えた。