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トウモロコシ・小麦先物が複数年ぶり高値、供給懸念が再燃

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Aug 26, 20261 min read
トウモロコシ・小麦先物が複数年ぶり高値、供給懸念が再燃

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シカゴ商品取引所のトウモロコシと小麦の先物価格が、米国の作柄悪化懸念と黒海地域の輸出不安を背景に、それぞれ複数年ぶりの高値を更新した。

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シカゴ商品取引所(CBOT)のトウモロコシと小麦の先物価格が水曜日、複数年ぶりの高値まで急騰した。米国のトウモロコシの単収(収穫量)に対する懸念と、黒海からの穀物輸出の混乱が世界の供給不安を煽った。

主要穀物価格が軒並み上昇

CBOTで最も取引の活発なトウモロコシ先物限月は、GMT(グリニッジ標準時)11時30分時点で0.8%上昇し、1ブッシェルあたり5.27-3/4ドルを付けた。一時は2023年7月以来の最高値となる5.30ドルに達した。小麦先物は1.5%高の1ブッシェルあたり7.13-1/2ドルで取引され、それ以前には2024年5月以来の高値となる7.18ドルを記録した。

一方、大豆価格は横ばいで推移した。トウモロコシ価格の上昇による支援があったものの、原油価格の下落が大豆油価格を押し下げ、相殺する形となった。

供給サイドに二つの懸念材料

トウモロコシ価格の上昇は、先週行われた米国中西部の作柄調査の結果が、米国農務省(USDA)の現行予測を大幅に下回る可能性を示唆したことに端を発している。さらにUSDAは月曜日、先週の米国のトウモロコシの作柄状況がアナリストの予想以上に悪化したと報告した。アルゴスのアナリストは、作柄の悪化と単収低下の見通しが価格を押し上げていると指摘している。

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一方で、小麦市場では黒海地域の地政学的リスクが強く意識されている。ロシアとウクライナの港湾での穀物船積みは、ここ数週間の報復的な攻撃により事実上停止しており、ウクライナ産トウモロコシとロシア産小麦の安定供給に大きな疑問符がついている。

南米の天候が一部緩和要因か

市場の不安心理を和らげる可能性のある材料として、南米の天候が挙げられる。ブエノスアイレス穀物取引所が火曜日に発表したところによると、エルニーニョ現象が主要なトウモロコシ輸出国であるアルゼンチンに降雨をもたらす見込みだという。しかし、病害虫のリスクやコスト増が農家の作付け計画の重荷となっているとの指摘もある。

市場への影響

米国の天候不順と黒海地域の紛争という二つの供給ショックが重なり、主要な食料品の価格に強い上昇圧力がかかっている。これは世界的な食料インフレへの懸念を再燃させるだけでなく、飼料を穀物に依存する畜産業者にとってはコスト増に直結する。投資家は、今後の価格動向を見極める上で、USDAが発表する次回の需給報告や黒海情勢の推移を注視することになるだろう。

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