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AIインフラのCoreWeave株が急反発、好決算と需要を再評価

AI(人工知能)向けクラウドインフラを提供するコアウィーブ(CoreWeave)の株価が8日午前の取引で6.1%急騰し、直近の安値圏から大きく反発した。新たな企業材料が発表されたわけではなく、決算後の調整期間を経て、投資家が同社の強力なファンダメンタルズを再評価したことによるセンチメント主導の回復とみられる。
記録的な決算内容が下支え
今回の株価上昇の主な背景には、先月報告された2026年第2四半期の記録的な決算がある。主な内容は以下の通り。
- 売上高: 25億8000万ドル(前年同期比112%増)で、市場予想を上回った。
- 受注残高: 約1040億ドルに達した。
- 新規契約: 第3四半期に入ってからだけでも250億ドル以上の新規顧客契約を獲得した。
同社は2026年通期の売上高見通しを124億ドル~132億ドルの範囲に引き上げており、同社のAIコンピューティングインフラに対する需要の大きさを裏付けている。
アナリストの強気な見方は継続
Ad決算発表後も、アナリストの評価は引き続き強気だ。Truist証券は8月下旬、価格設定や契約構造の改善による利益率向上の可能性を指摘し、目標株価を155ドルから165ドルに引き上げた。また、Oppenheimerは、供給に対する懸念は過大評価されているとし、需要が供給能力の約4倍で推移していると指摘。「アウトパフォーム」の評価と目標株価150ドルを維持している。こうした金融機関からの継続的な支持が、決算後の高値から下落していた同社株価の下値を支えた形だ。
市場環境と今後の見通し
この日のS&P 500種株価指数とナスダック総合指数は小幅に下落しており、相場全体が軟調な中でコアウィーブの株価上昇は際立っている。これは、市場全体の流れではなく、同社固有の要因による勢いを反映している。AIインフラへの投資という広範なテーマも、同社のような「ネオクラウド」企業にとって追い風となっている。
同社の株価は52週高値(153.20ドル)を依然として大きく下回っており、回復の余地は残されている。投資家は、並外れた収益成長と、通期で350億~390億ドルに上る巨額の設備投資とのバランスを注視している。