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コインベース株が大幅続伸、決算への期待やAI関連の材料が追い風

Summary
暗号資産取引所大手コインベースの株価が5%超上昇。7月30日に予定される決算発表への期待感や、地政学リスクの後退、AI決済インフラへの関心などが複合的な買い材料となった。
暗号資産(仮想通貨)取引所大手コインベース(COIN)の株価が27日の取引で大幅に上昇し、一時5.1%高の166.42ドルを付けた。間近に迫った決算発表への期待感に加え、地政学リスクの後退や同社のAI決済インフラへの関心の高まりなど、複数の好材料が重なったことが背景にある。
7月30日の決算発表に期待高まる
市場が最も注目しているのは、7月30日の市場取引終了後に予定されている2026年第2四半期決算だ。アナリスト予想では、同四半期の一株当たり利益(EPS)は約0.31ドルと見込まれている。これは前年同期の0.12ドルを上回る水準だ。
同社は2026年第1四半期に1株当たり1.49ドルの損失を計上しており、市場の期待値は比較的低く設定されている。このため、株価が年初来の安値圏(52週安値は139.18ドル)で推移してきたこともあり、決算発表に向けては好材料に反応しやすい状況にあるとの見方が広がっている。
複数の追い風が株価を支援
Adこの日の市場では、米国とイランが外交交渉を再開するとの観測から地政学リスクが後退し、投資家のリスク選好姿勢が強まった。この動きは暗号資産関連株にとって追い風となり、コインベース株も恩恵を受けた。
さらに、機関投資家の関心も引き続き高い。PNCファイナンシャル・サービシズ・グループが規制当局への13Fファイリングで、コインベース株の保有高を39.4%増加させたと開示したことが明らかになった。また、アナリストからは、同社がAIエージェント向けの決済インフラで果たす役割への注目も集まっている。これは、従来の決済網では経済的に困難な、自律的かつ高頻度のマイクロペイメントを暗号資産ウォレットの仕組みで実現しようとする取り組みだ。
この日はS&P 500種株価指数が0.6%、ナスダック総合指数が0.7%上昇するなど、株式市場全体が堅調に推移したことも支援材料となった。決算への期待、地政学リスクの緩和、機関投資家の買い、そして良好なマクロ環境が重なり、コインベース株はここ数週間で最大級の上昇を記録した。