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コカ・コーラ株が急伸、好決算と通期見通し引き上げを好感

Summary
コカ・コーラが市場予想を上回る第2四半期決算を発表し、通期の業績見通しを上方修正したことを受け、同社株は時間外取引で急伸し、52週高値を更新した。
米飲料大手コカ・コーラ(KO)の株価が、28日のニューヨーク市場開場前の時間外取引で急伸した。同日発表した第2四半期決算が市場予想を上回り、2026年通期の業績見通しを上方修正したことが好感された。株価は一時87.20ドルまで上昇し、年初来高値および52週高値を更新した。
予想を上回る第2四半期決算
コカ・コーラが発表した第2四半期(4-6月期)の決算は、売上高と利益が共にアナリスト予想を上回る力強い内容となった。
- 売上高: 約134億ドル(市場予想:約131億6000万ドル)
- 調整後1株当たり利益(EPS): 0.97ドル(市場予想:0.93ドル)
この増収は、米国における「ゼロシュガー」飲料や高級乳製品ブランド「フェアライフ」の堅調な需要に加え、FIFAワールドカップに関連した世界的な消費の追い風が寄与したと同社は説明している。
通期見通しの上方修正と懸念材料の解消
Ad好調な業績を受け、同社は2026年通期の見通しを引き上げた。有機的売上高の成長率見通しを従来の4~5%から約5%へ、調整後EPSの成長率見通しを8~9%から9~10%へとそれぞれ上方修正した。
さらに、投資家の懸念材料となっていた問題も解消された。ランサムウェア攻撃により一時停止していたフェアライフの米国内4工場の生産が7月27日までにほぼ正常化したと報告され、事業運営上のリスクが後退したことも買い安心感につながった。
市場の反応と背景
この日の株式市場は、ハイテク株が売られる一方で、ダウ工業株30種平均が上昇するなど、ディフェンシブな生活必需品セクターであるコカ・コーラにとって追い風となる地合いだった。投資家の関心が半導体などの高成長銘柄から、より安定したバリュー株へと向かう動きが見られた。
また、今週に米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定会合を控える中、市場では政策金利の据え置きが有力視されている。こうした金融環境は、配当利回りの高いディフェンシブ銘柄に有利に働くと考えられている。好決算、見通し引き上げ、懸念材料の払拭、そして良好な市場環境という複数の好材料が重なり、同社株価を押し上げる結果となった。