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クリーブランド・クリフス株が続伸、好調な業績見通しとアナリスト格上げが追い風

Summary
米鉄鋼大手クリーブランド・クリフスの株価が続伸。市場予想を大幅に上回る第3四半期の業績見通しや2年ぶりのフリーキャッシュフロー黒字化、アナリストによる投資判断の引き上げが好感された。
米鉄鋼大手クリーブランド・クリフス(CLF)の株価が金曜午前の取引で続伸し、一時6.9%高の11.72ドルに達した。好調な2026年第2四半期決算に加え、市場予想を大幅に上回る第3四半期の業績見通しやアナリストによる投資判断の引き上げが投資家心理を押し上げている。
予想を上回る収益性とキャッシュフローの改善
同社が発表した第2四半期の調整後EBITDAは2億8600万ドルと、第1四半期の9500万ドルから3倍に増加した。さらに重要なのは、第3四半期の調整後EBITDA見通しを約5億7500万ドルとしたことで、これはウォール街のコンセンサス予想を大きく上回る水準だった。
また、2年間のキャッシュバーン(現金の純減)を経てフリーキャッシュフローが黒字に転換したことも、市場のセンチメントを決定的に好転させる重要な転換点となった。経営陣は2026年通期の鉄鋼出荷量見通しを1650万〜1700万ネットトンで維持し、事業運営への自信を改めて示した。
外部評価と経営体制の安定化も支援材料
Ad株価上昇を後押しする材料は決算だけではない。BNPパリバ・エグザンは金曜日、クリーブランド・クリフスの投資判断を「アンダーパフォーム」から「ニュートラル」に引き上げ、目標株価を11.50ドルに設定した。この格上げが、決算を起点とした勢いに新たな追い風となった。
同時に、同社はセルソ・ゴンカルベスCFO(最高財務責任者)を取締役兼社長に昇格させる人事を発表。市場はこの動きを、同社の継続的な戦略実行における安定化のシグナルと解釈した。
市場の背景
金曜日の米国市場は、S&P 500がほぼ横ばいで推移するなど全体的に方向感に欠ける展開となっている。前日にハイテク大手の決算を受けて急落した反動から、投資家はAI関連への直接的なエクスポージャーが無く、明確な好材料を持つ工業株へと資金をシフトさせている。クリーブランド・クリフスは、このローテーションの恩恵を受ける銘柄の一つと見なされている。