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クリスチャン・ディオール、2026年上半期は実質3%増収 純利益60億ユーロ

Summary
高級ブランドグループのクリスチャン・ディオールが発表した2026年上半期決算は、売上高が386億ユーロ、純利益が60億ユーロだった。為替の逆風で報告ベースでは減収となったが、既存事業は3%のオーガニック成長を達成した。
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高級ブランドグループのクリスチャン・ディオールが27日に発表した2026年上半期決算は、売上高が386億ユーロ、純利益が60億ユーロとなった。為替の逆風が響き報告ベースでは前年同期比で減収となったものの、既存事業売上高は3%増加し、ラグジュアリー市場における底堅い需要を示した。
為替逆風が響くも、オーガニック成長は維持
2026年上半期の売上高は、前年同期比で3%減の386億ユーロだった。同社によると、これには5%の為替変動によるマイナス影響が含まれている。この影響を除いた既存事業売上高(オーガニック成長率)は3%増を記録した。
利益面では、経常営業利益が87億ユーロとなり、営業利益率は22.5%を確保。グループの純利益は60億ユーロで、グループ帰属分は前年同期とほぼ同水準の24億ユーロだった。フリーキャッシュフローは41億ユーロに達した。
部門別では時計・宝飾が好調
事業部門別に見ると、特にウォッチ・ジュエリー部門の力強い成長が目立った。
- ファッション・レザーグッズ: 最大部門の売上高は181億ユーロ。上半期全体では実質1%の減収だったが、第2四半期には増収に転じた。「ルイ・ヴィトン」や「クリスチャン・ディオール・クチュール」が業績を牽引した。
- ウォッチ・ジュエリー: 第2四半期の実質増収率が11%と全部門で最も高い成長を記録。「ティファニー」と「ブルガリ」が共に好調だった。
- ワイン・スピリッツ: 実質5%の増収。コニャック「ヘネシー」が中国市場での勢いを維持した。
- セレクティブ・リテーリング: 実質5%の増収。「セフォラ」が各国で市場シェアを拡大したことが寄与した。
Ad地域別では米国とアジアが牽引
地域別では、米国で成長が加速した。日本を除くアジアも、2025年下半期からの改善傾向が続き、力強い成長を見せた。
日本市場は上半期を通じて成長を記録し、欧州も底堅さを示した。投資家にとっては、主要市場における需要の回復傾向が注目される。
財務健全性は改善、中間配当も発表
財務面では、純有利子負債が2025年上半期末の100億ユーロから81億ユーロへと19%減少し、財務健全性が改善した。自己資本は4%増の672億ユーロとなった。
同社は、2026年12月3日に1株当たり6.05ユーロの中間配当を支払うことも発表している。