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キャセイパシフィック航空、2026年上半期の大幅増益を予想 旺盛な需要が燃料費高騰を相殺

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香港のキャセイパシフィック航空(HK:0293)は、旺盛な旅行需要を背景に、2026年上半期の利益が大幅に増加するとの業績見通しを発表した。中東紛争によるジェット燃料費の高騰という逆風を、好調な旅客事業が吸収した格好だ。
業績見通しの詳細
同社が発表した声明によると、2026年6月30日までの6ヶ月間の純利益は60億香港ドルから65億香港ドル(約7億7000万〜8億4000万米ドル)に達する見込み。これは前年同期の37億香港ドルの利益から大幅な増加となる。
この利益見通しには、同社が保有する中国国際航空(エアチャイナ)の株式売却による14億香港ドルの一時的な利益が含まれている。
需要回復が追い風に
業績を牽引したのは、旅客需要の力強い回復だ。同社によると、上半期の主要な運航指標は以下の通り。
Ad- 旅客輸送数:前年同期比 17.5%増
- 座席利用率(ロードファクター):87.5%(2.7ポイント上昇)
- 有償旅客キロ(RPK):15.3%増
特に、香港を乗り継ぎ拠点とする旅客が増加したことが追い風となった。これは、中東地域の紛争が一部の航空路に影響を与えたことも背景にある。また、コストを意識する旅行者による中国本土や北東アジアへの短距離路線の需要も堅調だった。
市場への影響と今後の課題
今回の見通しは、航空業界が直面する大きな課題である燃料費の高騰を、旺盛な需要がいかに相殺できるかを示す事例となった。投資家にとっては、主要なハブ空港を拠点とする大手航空会社が、外部のコスト圧力下でも収益性を維持できる可能性を示唆している。
同社は長距離路線における夏の旅行ピークシーズンの見通しについても「心強い」としており、今後の需要の持続性が焦点となる。貨物事業も旅客便の増加に伴い恩恵を受けている。