
小麦先物、まちまちの展開 黒海情勢の供給懸念が下支え
火曜日のシカゴ商品取引所(CBOT)の小麦先物相場は、まちまちの展開となった。黒海地域での穀物輸送の混乱が供給懸念を呼び、相場の下値を支える要因となった。
Section
The latest commodities coverage from the TrustFinance editorial desk.

火曜日のシカゴ商品取引所(CBOT)の小麦先物相場は、まちまちの展開となった。黒海地域での穀物輸送の混乱が供給懸念を呼び、相場の下値を支える要因となった。

ニューヨーク粗糖先物(11号)が、世界第2位の生産国インドでの供給不足と、最大生産国ブラジルでのエタノール生産へのシフトを背景に急騰し、52週高値を更新した。世界的な供給不足観測が市場の強気ムードを後押ししている。

米農務省(USDA)がトウモロコシの作柄評価を下方修正したことを受け、シカゴ商品取引所(CBOT)の先物価格が上昇した。高温乾燥な天候による収穫量への懸念が背景にある。

中東およびロシアからの供給障害が続く中、欧州のディーゼル利ざや(精製マージン)が火曜日に過去最高値を更新した。市場の供給逼迫感が強まっている。

バルチック海運指数は火曜日に2.2%下落し、7月31日以来の安値を記録した。大型船であるケープサイズとパナマックスの運賃が共に低下したことが主な要因。

金とプラチナの価格比(金・プラチナ比価)が1.3%上昇し2.52台に達した。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ停止観測が金を押し上げる一方、プラチナは産業需要への懸念から上値が重く、両者の値動きの乖離が鮮明となっている。

北西ヨーロッパのガソリン精製マージンは火曜日、供給が逼迫しているとの見方から3ドル近く上昇し、1バレルあたり39.25ドルに達した。市場では活発な取引が確認された。

火曜日の取引で米国天然ガス先物は、原油価格の上昇と中東の地政学的緊張を背景に反発した。しかし、記録的な生産水準と需要減退への懸念が上値を抑制している。

19日の欧州小麦先物相場は、黒海地域からの輸出が滞るとの懸念が強まったことを背景に反発した。一方で、輸入需要の低迷が価格の上昇を抑制する構図となっている。