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カナダドル上昇、原油価格の急騰と堅調な小売売上高が支援

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木曜日の外国為替市場で、カナダドルは米ドルに対して上昇した。主要な輸出品である原油価格の急騰と、好調な国内小売売上高のデータが背景にある。カナダドルは対米ドルで0.1%高の1米ドル=1.4075カナダドル(1カナダドル=71.05米セント)で取引され、G10通貨の中で唯一、米ドルに対して上昇した。
原油高が追い風
カナダドルを押し上げた主な要因は、原油価格の急騰だ。イエメンのフーシ派が紅海でサウジアラビアの石油タンカー2隻を攻撃したと報じられたことで、世界的な供給途絶への懸念が強まった。これを受け、原油価格は6.2%上昇し、1バレル92.40ドルを付けた。
カナダは主要な産油国であるため、原油価格の上昇はカナダ経済および通貨にとって追い風となる。一方で、原油高はインフレ懸念を煽り、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに踏み切るとの観測を高めた。これにより、米ドルは他の主要通貨バスケットに対しては上昇しており、カナダドルの強さが際立つ結果となった。
Ad国内経済も底堅さ示す
カナダ国内の経済指標も支援材料となった。5月のカナダ小売売上高は、ガソリンスタンドや燃料販売の広範な伸びに牽引され、市場予想と一致する前月比1%増を記録した。また、6月の速報値も0.4%の増加が見込まれている。
BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、シェリー・カウシク氏は「ガソリン価格の上昇を除いても5月の小売売上高は堅調で、6月の良好な速報値も心強いニュースだ」と指摘。「第2四半期に経済は勢いを増していたようだが、年後半には追加関税や異常気象、そして新たなエネルギー価格ショックといったさらなる課題が待ち受けている」と分析した。