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カナダドル上昇、原油高が貿易・金融政策懸念を相殺

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Sep 8, 20261 min read
カナダドル上昇、原油高が貿易・金融政策懸念を相殺
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火曜日の外国為替市場でカナダドルは対米ドルで上昇した。中東情勢の緊迫化を背景とした原油価格の急騰が、米との貿易摩擦や金融政策の方向性の違いといった複数の懸念材料を相殺した。

ロイターの市場データによると、カナダドルは一時、対米ドルで0.2%高の1カナダドル=1.3788米ドル(72.53米セント)で取引された。この日の取引レンジは1.3776から1.3819カナダドルだった。

原油価格の急騰が追い風

カナダの主要輸出品である原油の価格が数カ月ぶりの高値に急騰したことが、カナダドルの支援材料となった。サウジアラビアのエネルギー施設への攻撃や、ホルムズ海峡を通過するタンカー航行への懸念が高まり、世界のエネルギー供給への不安が広がっている。

ロイター通信によると、米国産原油先物価格は1バレルあたり92.73ドル近辺で推移している。資源国通貨であるカナダドルは、原油価格の動向に敏感に反応する傾向がある。

貿易摩擦と金融政策の相違が重し

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一方で、カナダドルには複数の下押し圧力がかかっている。カナダは火曜日、二国間交渉の停滞を受け、200億カナダドル相当の米国製品に対する報復関税を発動し、米国との貿易摩擦をエスカレートさせた。米国市場への依存度が高いカナダ経済にとって、これは新たな不確実性要因となる。

また、先週発表されたカナダの8月の雇用統計では4万1700人の雇用減が示された一方、米国の同月の非農業部門雇用者数は16万2000人増加した。この対照的な結果を受け、投資家はカナダ銀行(中央銀行)と米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策見通しを再評価しており、カナダドルの上値を抑える要因となっている。

市場の注目は米インフレ指標へ

市場の次の焦点は、今週後半に発表される米国のインフレ指標に移っている。予想を上回る強い結果となれば、米ドルの支援材料となりカナダドルの上昇を抑制する可能性がある。逆に、インフレの鈍化が示されれば、米国の金融緩和期待が強まり、カナダドル相場を後押しする可能性がある。

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