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BP、第2四半期はエネルギー価格高騰で増益見通し 低炭素事業で10億ドルの減損も

Summary
英国のエネルギー大手BPは、石油・ガス価格の上昇を追い風に第2四半期の好調な業績見通しを発表した。一方で、低炭素エネルギー事業に関連して約10億ドルの減損損失を計上することも明らかにした。
英国のエネルギー大手BPは14日、第2四半期の取引状況報告書を発表し、エネルギー価格の高騰と堅調な石油トレーディング、精製マージンの改善により、同四半期の収益が大幅に増加するとの見通しを示した。しかし、同時に低炭素エネルギーへの移行に関連する事業で、約10億ドルの減損損失を計上する予定であることも明らかにした。
エネルギー価格が収益を押し上げ
BPの発表によると、第1四半期と比較して、石油・ガス価格の上昇が石油生産・事業部門の収益を18億ドルから21億ドル押し上げる見込みだ。また、ガス・低炭素エネルギー部門においても5億ドルから7億ドルの増益が見込まれるという。
製品部門では、精製マージンの改善により12億ドルから14億ドルの増益が期待される。石油トレーディング事業の業績も、極めて好調だった前四半期をわずかに上回る見通し。背景には、地政学的緊張による世界的な供給不安から、国際的な原油価格の指標であるブレント原油が第2四半期中に平均で1バレルあたり約97ドルまで上昇したことがある。
低炭素事業の減損と生産量の減少
Ad好調な見通しの一方で、BPは第2四半期決算に約10億ドルの減損損失を計上するとしている。これは主に、同社が推進する低炭素エネルギーへの移行関連事業に関するものだが、詳細は明らかにされていない。これとは別に、カナダ沖のベイ・デュ・ノール(Bay du Nord)プロジェクトの権益売却に関連して、約5億ドルの探鉱費用償却も見込んでいる。
また、同社の第2四半期の上流部門の生産量は、日量217万~222万バレル石油換算(boed)になると予想されており、前四半期の約234万boedから減少する見通しだ。
財務状況と市場の反応
生産量は減少するものの、同社の財務状況は改善している。6月末時点の純負債は220億~230億ドルとなり、3月末の253億ドルから減少した。この報告を受け、シティはBPの第2四半期の1株当たり利益予想を18%引き上げた。ロンドン市場でBPの株価は2%上昇し、市場は今回の発表を好意的に受け止めている。