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ビットコイン、6万4000ドル台を回復 ハイテク株高が追い風となり週間で上昇へ

ビットコインは金曜日、一時6万4673.1ドルまで上昇し、その後6万4000ドル台を回復した。Investing.comによると、これにより週間ベースで2%以上の上昇となる見通しで、週初の下落分を取り戻した格好だ。米国のハイテク株が主導する株式市場のラリーが投資家のリスク選好度を高め、暗号資産(仮想通貨)市場にも買いが波及した。
ハイテク株高と地政学リスクの緩和が背景
今週の暗号資産市場の回復は、ウォール街の動向と密接に連動している。ハイテク銘柄の多いナスダック総合指数は週間で約2%上昇し、市場心理の改善を主導した。ビットコインは、こうした市場心理が改善する局面で株式と同様に買われる「高ベータのリスク資産」として取引される傾向が続いているとアナリストは指摘する。
週前半に相場の重しとなっていた米国とイラン間の軍事的緊張も、イラン側が交渉を求めているとの報道などを受けて緩和した。地政学的リスクの懸念が後退したことで、安全資産への逃避の動きが弱まり、暗号資産のようなリスク資産に資金が戻りやすくなった。
アルトコイン市場はまちまちの展開
ビットコインの回復を受け、主要なアルトコインも金曜日は概ね上昇した。しかし、週間でのパフォーマンスは銘柄によって明暗が分かれている。
Ad- イーサリアム (ETH): 当日2.7%高の1,795.14ドル。週間でも2.1%の上昇。
- XRP: 当日0.8%高の1.1046ドル。週間では2%の下落。
- ソラナ (SOL) および カルダノ (ADA): 週間でそれぞれ5.2%、6.6%下落。
- ドージコイン (DOGE): 当日は1.5%上昇したものの、週間では4.5%の下落。
機関投資家の動向と規制面の進展
市場参加者は、今年に入り暗号資産価格の重要な推進力となっている米国の現物ビットコイン上場投資信託(ETF)への資金流入を注視している。マクロ経済の不確実性や地政学的な変動がある中でも、ETFへの継続的な資金流入が相場を下支えしている。
また、規制面では明るいニュースもあった。ステーブルコインUSDCの発行元であるサークル・インターネット・フィナンシャル社が金曜日、米通貨監督庁(OCC)から全国信託銀行を運営するための最終承認を得たと発表。この発表を受け、同社の株価は5%上昇して引けた。この認可により、同社は自社の準備金の管理者として機能し、機関投資家向けの暗号資産を保管することが可能となる。