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ビットコイン、6万2000ドル台で推移 機関投資家の資金流入鈍化と企業採用の動きが交錯

ビットコインは週末の静かな取引の中、6万2000ドルを上回る水準で推移した。機関投資家からの資金流入ペースが鈍化するとの懸念が広がる一方で、企業の暗号資産(仮想通貨)導入の動きや新技術との融合といったポジティブな材料も浮上しており、市場参加者は強弱入り混じった要因を慎重に見極めている。
機関投資家の資金流入に陰り
米東部時間4日午前4時56分(日本時間同日午後5時56分)時点で、ビットコインは1.67%高の6万2596.1ドルで取引された。しかし、ここ数週間、米国で承認されたビットコイン現物ETF(上場投資信託)からは資金流出が続いており、機関投資家の需要が再び加速し、相場を押し上げることができるか疑問視する声も出ている。
調査会社CryptoQuantの新たな分析によると、ビットコインが次の本格的な上昇相場に入るには1兆ドルを超える新規資金が必要になる可能性があるという。同社の試算では、2022年以降に約6970億ドルの資金が流入し、約689%のリターンを生み出したが、これは過去の強気サイクルでみられた上昇率を大きく下回る。市場規模の拡大に伴い、かつてのような急騰を再現するのは難しくなっていることが示唆される。
企業戦略とAI分野での将来性に注目
企業の動向も引き続き焦点となっている。ビットコインの最大の企業保有者であるマイクロストラテジー社は、保有する84万7000BTC超を売却することなく、流動性を生み出す方法を模索している。Galaxy Digitalのアナリストは、同社がビットコインを売却する代わりに、保守的な貸し出しやオプション戦略を通じて経常的な収益を得る可能性があると指摘。これにより、長期的な投資方針を維持しつつ、キャッシュフローを改善できるとしている。
Adまた、人工知能(AI)とデジタル資産の融合にも関心が高まっている。自律型AIエージェントが機械間の(M2M)取引を行うには、プログラム可能で常時稼働する決済ネットワークが必要になるとみられており、ブロックチェーン基盤の決済システムやステーブルコインがそのインフラとなる可能性を秘めている。
政治・規制動向と今後の展望
米国では、暗号資産を巡る規制の枠組み作りが進む中、ドナルド・トランプ前大統領が2025年に開示した14億ドル超の暗号資産関連収入について「何の問題もない」と擁護し、米国をデジタル資産の世界的リーダーにするという目標を改めて表明したことも報じられた。
市場関係者は当面、機関投資家からの資金流入が回復するか、企業の財務資産としての需要が底堅く推移するか、そして米国の政策動向が市場心理を引き続き支えるかといった点を注視している。なお、4日の市場ではイーサリアムやXRPなどの主要なアルトコインもビットコインに連れ高となった。