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ビオメリュー株が下落、中期経営目標の下方修正を嫌気

Summary
フランスの体外診断薬大手ビオメリューは、2026年上半期決算の発表と同時に中期経営目標を引き下げた。将来の成長鈍化への懸念から、同社株は大幅に下落し、52週安値に迫っている。
フランスの体外診断薬大手ビオメリューの株価は28日、2026年上半期決算の発表と同時に発表された中期経営目標の下方修正を嫌気して1.9%下落し、69.35ユーロで取引された。堅調な第2四半期業績も、将来の成長見通しに対する投資家の懸念を払拭するには至らなかった。
中期目標の下方修正が株価を圧迫
ビオメリューは、2024年以降の地政学的およびマクロ経済環境の変化を理由に、2027年と2028年の中期経営目標を引き下げた。これが今回の株価下落の主な要因となった。
- 年間有機的売上成長率目標: 従来の年平均成長率約7%から3%~6%の範囲に引き下げ。
- 支払金利前税引前経常利益(CEBIT): 同期間のCEBITの成長目標も下方修正された。
この長期的な成長ロードマップの後退は、投資家心理に大きく影響した。同社株は一時66.30ユーロまで下落し、52週安値の65.60ユーロに迫る水準となった。
上半期決算は呼吸器系パネルが不振
Ad同時に発表された2026年上半期の連結売上高は19億6500万ユーロで、有機的成長率は0.2%にとどまった。これは、前年に比べて呼吸器疾患のシーズンが小規模だったことを反映し、BIOFIRE呼吸器系パネルの売上が有機ベースで17%と大幅に減少したことが響いた。
上半期の調整後希薄化後1株当たり利益(EPS)は1.99ユーロとなり、有機ベースで4%減、報告ベースでは17%減となった。また、上半期のCEBITは3500万ユーロの為替差損が重しとなり、有機ベースで4.9%減少した。
市場の反応と背景
この日のフランス株式市場は、CAC 40指数が上昇するなど、全体としては比較的堅調な地合いだった。しかし、ビオメリューの株価下落は企業固有の材料によるものであり、良好な市場環境は下支えとならなかった。
投資家は、同社の長期的な収益軌道の悪化に対して依然として敏感であることを示している。今回の発表は、すでに52週高値の128.30ユーロから大幅に下落している同社株への売り圧力をさらに強める結果となった。