Story

バイオジェン株が逆行高、アナリストの格上げとアルツハイマー病治療薬への期待で

ENTHMSVIIDZHZH-TWJAKOHI
Jul 13, 20261 min read
バイオジェン株が逆行高、アナリストの格上げとアルツハイマー病治療薬への期待で
Text size
Background

米バイオテクノロジー大手バイオジェン(NASDAQ: BIIB)の株価が13日の取引で、市場全体の軟調な地合いに逆行して約4.8%急伸した。トゥルーイスト・セキュリティーズが同社の投資判断を引き上げたことや、アルツハイマー病治療薬に関する新たなデータへの期待感が買い材料となった。

アナリストの強気な見方が株価を押し上げ

今回の株価上昇の直接的な引き金となったのは、トゥルーイスト・セキュリティーズによる投資判断の格上げだ。同社はバイオジェンの評価を「ホールド」から「買い」に引き上げ、目標株価も従来の190ドルから235ドルへと大幅に上方修正した。

トゥルーイストは格上げの理由として、今後2年間に重要な臨床データの発表が期待されるアルツハイマー病治療薬のパイプラインと免疫領域ポートフォリオへの信頼感が高まっていることを挙げた。特に、翌日にアルツハイマー病協会国際会議(AAIC)で発表が予定されている抗タウ薬候補「ジラネルセン(BIIB080)」の第2相臨床試験データが、目先の株価材料として意識された。

アルツハイマー病治療薬への期待感

株価を支えるもう一つの要因は、エーザイと共同開発するアルツハイマー病治療薬「レケンビ(一般名:レカネマブ)」に関する好材料だ。両社は12日にAAICで、週1回投与の皮下注射製剤が、承認済みの静脈内投与製剤と比較して生物学的に同等であることを示す良好なデータを発表した。

Sample IUX Markets – In-articleAd

この皮下注射製剤は、より利便性の高い投与経路を提供することで、同薬の商業的な魅力を大幅に高める可能性があると見られている。他の証券会社では、ウェドブッシュが目標株価を引き上げたものの評価は「中立」を維持し、BMOキャピタルやバンク・オブ・アメリカは慎重な見方を継続しており、アナリストの間でも見方は分かれているが、センチメントは改善傾向にある。

市場全体が軟調な中での逆行高

バイオジェン株が大幅高を記録した一方で、同日の米国株式市場は主要な経済指標の発表を前に警戒感が広がり、S&P 500種株価指数は0.8%安、ナスダック総合指数は1.5%安とそろって下落した。投資家は、翌朝に発表される6月の消費者物価指数(CPI)や大手銀行の決算発表を前に、慎重な姿勢を強めていた。

このように市場全体がリスクオフムードに包まれる中、アナリストによる強気な評価と製品パイプラインへの期待という企業固有の好材料が重なったことで、バイオジェン株は際立ったパフォーマンスを見せた。株価は前日終値の199.15ドルを大きく上回り、一時210.17ドルの高値を付けた。

Back to latest news

LATEST