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BETAテクノロジーズ株が急騰、米連邦プログラムでの初飛行成功と新規供給契約を好感

電動航空機(eVTOL)開発のBETAテクノロジーズの株価が10日の取引で5.1%急騰した。米連邦政府主導のパイロットプログラム下で初の実用的な飛行を完了したことや、他社への主要な飛行制御システムの供給契約を新たに獲得したことが投資家に好感された。
連邦プログラムでの画期的な初飛行
同社は、米運輸省および連邦航空局(FAA)が主導する「eVTOL統合パイロットプログラム(eIPP)」の一環として、初となる電動航空機での臓器輸送飛行を完了したと発表した。この飛行はペンシルベニア、バージニア、メリーランドの各州にまたがって実施された。
今回の成功は、単なるデモ飛行から、監督下での実世界における商業運航への重要な移行を示すものだ。これは、電動航空機セクターの投資家が長らく待ち望んでいた節目であり、具体的な商業化への道筋が示された形となる。
サプライヤーとしての事業多角化
株価上昇のもう一つの要因は、Horizon Aircraft社との新たな契約だ。BETAは、同社が開発するハイブリッド電動VTOL機「Cavorite X7」向けに、フライ・バイ・ワイヤ方式の飛行制御コンピューターとソフトウェアを供給する。
AdBETAの飛行制御システムは、FAAが認定する最高の安全基準である「DAL-A(Development Assurance Level A)」に準拠して開発されている。これにより、同社は機体メーカーとしてだけでなく、第三者開発企業への認定アビオニクス・システム供給者としての地位も確立し、収益源の多角化が進むとの見方が強まった。
市場の反応と今後の見通し
これらの好材料を受け、BETAの株価は前日終値の16.73ドルから大きく上昇し、一時17.68ドルの高値を付けた。当日のS&P 500種株価指数が約0.3%高と、市場全体が堅調だったことも追い風となった。
アナリストのコンセンサス評価は「強い買い推奨」となっており、12カ月後の目標株価は現在の水準の約2倍に設定されている。これまで開発マイルストーンが投資家心理の主な原動力であった同セクターにおいて、具体的な商業的進展が示されたことが、今回の株価上昇に繋がった。