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ベスト・バイ株が下落、DA Davidsonが「中立」へ格下げ

米家電量販大手ベスト・バイ(BBY)の株価が8日の時間外取引で2.2%下落した。証券会社のDA Davidsonが、同社の投資判断を「買い」から「中立」へ引き下げたことが主な要因。最近の株価上昇で短期的な上昇余地が限定的になったとの見方が広がった。
DA Davidsonが投資判断を引き下げ
DA Davidsonはベスト・バイの投資判断を「買い」から「中立」へ引き下げ、目標株価を95ドルに設定した。同行は格下げの理由として、バリュエーション(株価評価)と利益確定の動きを挙げている。
同行によると、ベスト・バイの株価は52週安値の55.10ドルから急回復し、目標株価まで5%以内に迫っていた。このため、短期的な上昇ポテンシャルはすでに株価に織り込まれていると判断された。
格下げの背景と業績見通し
今回の格下げは、株価が52週高値の91.27ドル近辺で推移していたことも背景にある。安値圏で購入した投資家にとって、利益確定を促す水準となっていた。
Ad一方で、DA Davidsonはベスト・バイの2026年度第3四半期の1株当たり利益(EPS)予想を、従来の1.50ドルから1.53ドルへ引き上げている。これは、同社が9月5日に提出した四半期報告書(Form 10-Q)で開示した4100万ドルの関税還付金を反映したもの。しかし、このポジティブな業績修正は、格下げというネガティブなシグナルを打ち消すには至らなかった。
市場の反応と今後の見通し
当日の株式市場は、S&P 500が0.1%、ダウ工業株30種平均が0.6%下落するなど、全体的に慎重なムードだったこともベスト・バイ株の上値を重くした。DA Davidsonによる格下げが直接的な売り材料となり、利益確定の動きを誘発した形だ。
アナリストのコンセンサス評価が「ホールド(中立)」で、株価が52週レンジの上限近くで取引される中、投資家は次の決算発表を前にリスクとリターンのバランスを再評価しているとみられる。