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ビーム・セラピューティクス株が下落、競合との権利紛争で不利な判断

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遺伝子編集治療を手がけるビーム・セラピューティクス(BEAM)の株価が8日午前の取引で5.0%下落した。これは、競合するプライム・メディシン社との間で争われていた遺伝子治療薬候補「PM647」の開発権に関する仲裁で、プライム社に有利な判断が下されたことを受けたもの。
仲裁廷は、アルファ1アンチトリプシン欠損症(AATD)を標的とするPM647が、2019年に両社間で締結されたライセンス契約に基づきプライム社の権利範囲内に含まれると判断した。AATDはビーム社が開発を進める主要パイプラインの一つ「BEAM-302」の標的でもあるため、今回の判断は同社のAATD関連事業に競争上および知的財産上の不確実性をもたらすものとなる。
ビーム社の株価は最近、アナリストによる「買い」評価の再表明や、鎌状赤血球症治療薬「risto-cel」の生物学的製剤承認申請(BLA)における進展などを背景に、52週高値を更新したばかりだった。このタイミングでの不利な仲裁結果は、高値圏にあった同社株のリスクを投資家が再評価するきっかけとなった。
Adさらに、この日は市場全体の地合いも悪化した。トランプ大統領が米国とイラン間の覚書が「終わった」と発言したことを受けて原油価格が急騰し、ウォール街ではリスクオフのムードが広がった。S&P 500種株価指数が0.8%、ダウ工業株30種平均が1.4%下落するなど、主要指数が軒並み値を下げたことも、市場平均と比べて変動性の高いバイオテクノロジー株であるビーム社にとって逆風となった。この企業固有の悪材料とマクロ経済環境の悪化が重なり、同社株は52週高値の38.26ドルから36.04ドルまで後退した。