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物言う株主ベリントン、ケメッドに事業戦略の見直しと取締役会刷新を要求

Summary
物言う株主として知られるベリントン・キャピタル・グループが、米複合企業ケメッドに対し、事業戦略の見直しと取締役会の刷新を要求した。同社は、ケメッドが傘下事業の価値を最大化できておらず、株価が市場全体や同業他社に比べてアンダーパフォームしていると指摘している。
アクティビスト投資家(物言う株主)のベリントン・キャピタル・グループは21日、ホスピスケアと配管修理サービスを手掛ける米複合企業ケメッド(Chemed Corp.)に対し、事業戦略の包括的な見直しと取締役会の刷新を求める書簡を送付し、圧力を強めた。
ブルームバーグ・ニュースが報じた書簡の中で、ベリントンのジェームズ・ミタロトンダ会長兼CEOは、ケメッドが2つの優れた事業を保有しているにもかかわらず、その企業価値が最大化されていないと主張。経営陣と取締役会の対応が不十分であるとし、株価が同業他社や市場全体をアンダーパフォームしている点を指摘した。
ベリントンが突き付けた要求
ベリントンは、ケメッド経営陣との協議をすでに行ってきたとした上で、書簡を通じて複数の具体的な要求を提示している。投資家にとって、これらの要求が受け入れられるか否かは、ケメッドの将来的な株主価値に大きな影響を与える可能性がある。
要求の主な内容は以下の通り:
Ad- 事業戦略の包括的な見直しと収益性改善計画の策定
- 現行の複合事業体制が「ロト・ルーター」部門への過小投資につながっていないかの検証
- CEOによる社有機の私的利用やスポーツイベントのチケット、クラブ会員権などの経費削減
- 株主投票で否決された役員報酬制度の抜本的な見直し
- 取締役会の刷新と、ベリントンが推薦する新任取締役候補の受け入れ
背景と今後の焦点
ケメッドは、ホスピスケアを提供する「Vitas Healthcare」と、配管・排水管清掃サービスの「Roto-Rooter」という全く異なる2つの事業を傘下に持つ持株会社である。ベリントンは、この事業構造が非効率を生んでいる可能性を示唆している。
アクティビストによるこのような要求は、企業の経営方針に大きな変革を迫るものだ。今後、ケメッド経営陣がベリントンの要求にどう応えるかが焦点となる。要求が受け入れられれば、事業の売却やスピンオフといった大きな組織再編につながる可能性があり、株価の変動要因となり得る。ケメッドの広報担当者は、コメントの要請にすぐには応じていない。