Story
BofA、パッケージング業界の注目6銘柄を発表 PKGやCCKを「買い」推奨

Summary
バンク・オブ・アメリカは、価格決定力や販売量の増加を背景に、パッケージング・製紙セクターのファンダメンタルズが改善していると指摘。パッケージング・コープ・オブ・アメリカなど6銘柄をトップピックとして挙げた。
Text size
Background
バンク・オブ・アメリカ(BofA)は最新のセクター分析で、パッケージング・製紙セクターにおけるトップピック銘柄を公表した。同社は、価格決定力の強化、販売量の増加、堅調なキャッシュフロー創出を背景に、同セクターのファンダメンタルズが改善していると指摘している。
BofAが推奨する6銘柄
BofAのアナリストは、コンテナボード(板紙)、飲料缶、特殊パッケージング市場において、複数の銘柄が現在のバリュエーションから2桁台の上昇余地を持つと分析している。同社が「買い」と評価する主な銘柄は以下の通り。
- パッケージング・コープ・オブ・アメリカ(PKG): 目標株価263ドル(約14%の上昇余地)。BofAは同社を「製紙分野のトップアイデア」と位置付け、コンテナボードの価格上昇と力強いフリーキャッシュフローを評価している。
- クラウン・ホールディングス(CCK): 目標株価145ドル(約30%の上昇余地)。飲料缶メーカーの選好銘柄としており、世界的な缶需要の健全性とワールドカップが需要の起爆剤になると指摘した。
- シルガン・ホールディングス(SLGN): 目標株価58ドル(約28%の上昇余地)。安定した収益プロファイル、強力なフリーキャッシュフロー、同業他社比で景気循環の影響を受けにくい点を強みとして挙げている。
- アプターグループ(ATR): 目標株価173ドル(約37%の上昇余地)。救急医療分野の在庫調整が終了に向かっている点を指摘。2027年には約13.5%のEPS(1株当たり利益)成長を予測している。
- ボール・コーポレーション(BALL): 目標株価73ドル(約18%の上昇余地)。飲料缶市場の好調なトレンドと販売量の増加を見込んでおり、需要改善に伴う強力な営業レバレッジを期待している。
- エイブリィ・デニソン(AVY): 目標株価210ドル(約30%の上昇余地)。高い投下資本利益率(ROIC)と潤沢なキャッシュフローを評価。短期的な販売量の課題はあるものの、リスク・リワードは良好と見ている。
市場環境と各社の動向
AdBofAの分析は、多くの企業が好調な決算を発表したことを受けて行われた。クラウン・ホールディングス、シルガン、アプターグループ、ボール、エイブリィ・デニソンはいずれも、直近の第1四半期決算でアナリスト予想を上回る収益と売上高を報告している。
こうした好業績を背景に、他の金融機関からも評価見直しの動きが出ている。JPモルガンは、飲料缶業界の需給逼迫を理由に、クラウン・ホールディングスとボール・コーポレーションの投資判断を「オーバーウエート」に引き上げた。
一方で、パッケージング・コープ・オブ・アメリカについては、ウェルズ・ファーゴがバリュエーションを理由に投資判断を「イコールウエート」に引き下げたものの、UBSとトゥルーイストは「買い」評価を維持しており、アナリストの間でも見方が分かれている。