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Bandwidth株が急落、通期EPS見通しが予想下回り失望売り

Summary
クラウド通信のBandwidthは、第2四半期決算が売上・利益ともに予想を上回ったものの、通期の1株当たり利益(EPS)見通しが市場予想に届かず、株価が時間外取引で大幅に下落した。
クラウド通信サービスを手掛けるBandwidthの株価が、29日の市場開場前の時間外取引で20.6%と大幅に下落した。同日発表された2026年第2四半期決算は売上高・利益ともに市場予想を上回ったが、通期の利益見通しが投資家の期待を裏切る内容となり、売りが殺到した。
好悪材料が混在した決算内容
Bandwidthが発表した第2四半期決算は、以下の通り好調な結果を示した。
- 1株当たり利益(EPS): 0.37ドル(市場予想:0.36ドル)
- 売上高: 2億1989万ドル(市場予想:2億1699万ドル)
しかし、市場が注目したのは今後の見通しだった。第3四半期の売上高見通し(2億3100万ドル~2億3500万ドル)と、通期の売上高見通し(9億ドル~9億1000万ドルへ上方修正)はともに市場予想を上回ったものの、通期のEPS見通しが失望を招いた。
同社が示した2026年通期のEPS見通しは1.71ドル~1.79ドルのレンジで、アナリストのコンセンサスである1.80ドルに届かなかった。好決算の継続を織り込んでいた市場にとって、このわずかな未達がネガティブサプライズとなった。
株価急騰の反動と市場環境
Ad今回の急落の背景には、決算発表前の株価水準がある。同社株は52週安値の12.50ドルから劇的に上昇し、決算発表前には58ドルに迫っていた。このため、わずかでも将来の収益性に対する懸念が生じれば、大規模な利益確定売りを誘発しやすい状況にあった。
さらに、ハイテク株セクターの地合いも悪化していた。前日の米国市場では、AIインフラ投資への懸念から半導体株が続落し、ナスダック総合指数は下落。このような市場環境が、ガイダンスミスを起こした高PER(株価収益率)のグロース株であるBandwidthへの売り圧力となった。
今後の見通し
通期EPS見通しの下方修正が、第2四半期の好実績や売上高見通しの上方修正といったポジティブな材料を打ち消す形となった。市場は当面、Bandwidthの株価を利益見通しの悪化を基に再評価する動きとなる。
ただし、堅調な売上高の伸びは、今後の株価の下支え要因となる可能性もある。通常取引が開始された後、市場がどの材料をより重視するかが注目される。