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サバデル銀行株が急伸、大規模な株主還元策を発表

スペインの金融大手、サバデル銀行(Banco de Sabadell)の株価が24日の取引で3.7%上昇し、3.375ユーロを付けた。2026年上半期の決算発表に加え、大規模な株主還元策が投資家に好感された。
決算と事業の勢い
同行が発表した2026年上半期の純利益は9億7100万ユーロとなり、前年同期比で0.5%の微減となった。この数字には、5月1日にサンタンデール銀行に売却した英国子会社TSBの4ヶ月分の業績と、売却に伴う3億2200万ユーロの税引き後キャピタルゲインが含まれている。
重要なのは、TSBや一時的な要因を除いた経常的利益が6億9100万ユーロに達した点だ。特に第2四半期は第1四半期比で8.4%の増益となっており、本業の勢いが加速していることを示唆している。上半期の純金利収入は17億7000万ユーロで、経営陣は第2四半期に見られた良好な事業の軌道が続くと予想している。
投資家心理を好転させた株主還元
Ad今回の発表で最も株主にとって好材料となったのは、株主還元策だ。同行は欧州中央銀行(ECB)の承認を得て、スペイン証券取引委員会(CNMV)に届け出た上で、3億3100万ユーロ規模の自社株買いプログラムの開始を発表した。これは発行済み株式資本の約2.1%に相当する。
さらに、これとは別に7月23日付で取締役会が資本減少を決議し、約1億1975万株の自己株式(消却前の発行済み株式資本の約2.45%)をすでに消却したことも明らかにされた。これにより、1株当たり利益(EPS)が即座に押し上げられることになり、株式の魅力が高まった。
市場の反応
堅調な利益、本業の明確な回復基調、そしてEPSを直接的に押し上げる資本減少と新たな自社株買いという複数の好材料が重なり、投資家の買いを誘った。サバデル銀行が構成銘柄となっているスペインの主要株価指数IBEX 35も堅調に推移し、金融セクター全体が買われる良好な地合いも株価を後押しした。