Story
エイベンス、第2四半期は中古車事業の不振で市場予想を下回る利益

Summary
フリート管理大手のエイベンスが発表した第2四半期決算は、中古車販売部門の損失が響き、税引前利益がアナリスト予想を4%下回った。一方で、7億ユーロ規模の株主還元策も発表された。
フリート管理およびリース事業を手がける欧州のエイベンス(Ayvens SA)が発表した第2四半期決算は、税引前利益がアナリスト予想を4%下回った。中古車販売部門が予想外の損失を計上したことが主な要因である。
中古車販売の不振が利益を圧迫
今四半期の業績を圧迫したのは、中古車販売部門における4500万ユーロの損失だった。同部門は第2四半期に800万ユーロの赤字に転落し、1台あたりの損失は62ユーロに達した。
- この不振は、主に減価償却調整と、新たに計上された4100万ユーロの将来的な減価償却費引当金によるものである。
- 減価償却調整を除いた1台あたりの利益は326ユーロとなり、アナリスト予想の393ユーロを下回った。
- 同社は、以前に示していた2026年通期の中古車販売(1台あたり、減価償却調整前)に関するガイダンス(200〜600ユーロ)には言及しなかった。
他部門の好調さが一部相殺
中古車事業の不振はあったものの、他の部門が好調に推移し、影響を一部相殺した。リースおよびサービス部門の利益率はおおむね予想通りだった。基礎的利益率(Underlying margins)は609ベーシスポイントとなり、市場コンセンサスの580ベーシスポイントを上回った。
Adまた、営業費用は予想を600万ユーロ下回り、リスク費用も1100万ユーロ下振れした。リスク費用の総額は1600万ユーロ(12ベーシスポイント)で、前年同期の20ベーシスポイントから低下した。統合によるシナジー効果は1億1200万ユーロに達し、前年同期の8600万ユーロから増加した。
7億ユーロの株主還元を発表
厳しい決算内容の一方で、同社は総額7億ユーロの株主還元策を発表し、資本政策へのコミットメントを示した。この還元策は、金曜日から開始される4億5000万ユーロの自社株買いと、2026年9月10日に支払われる1株あたり0.32ユーロの特別配当で構成される。
この株主還元策の実施後、同社の普通株式等Tier1(CET1)比率は12.6%となった。これは、4億5000万ユーロの自社株買いと2億5000万ユーロの特別配当を反映し、前四半期比で1.3パーセントポイントの低下となる。