
原油価格が急騰、ブレントは90ドル台に-米イランの軍事衝突激化で
週明けのアジア市場で原油価格が急騰し、ブレント原油先物は5週間ぶりに90ドル台を回復した。週末に米国とイランの軍事衝突が激化したことで、中東からの供給不安が再燃している。

週明けのアジア市場で原油価格が急騰し、ブレント原油先物は5週間ぶりに90ドル台を回復した。週末に米国とイランの軍事衝突が激化したことで、中東からの供給不安が再燃している。

中東における米国とイランの軍事衝突の激化を受け、ブレント原油先物が1バレル90ドルを突破した。主要な輸送路であるホルムズ海峡での船舶航行が制限されており、供給懸念が価格を押し上げている。

ロシア軍がウクライナの首都キーウとその周辺地域に弾道ミサイル攻撃を行い、当局によると少なくとも1人が死亡、9人が負傷した。この攻撃により、市場では地政学的リスクへの警戒感が再び高まる可能性がある。

イランの最高指導者ハメネイ師は、米国が両国間の合意を繰り返し違反しているとし、トランプ大統領の署名は「全く価値がない」と述べた。停戦合意の崩壊後、両国間の緊張が再び高まっている。

金価格は、FRBのタカ派的な金融政策転換とインフレ懸念を背景に、史上最高値から27%以上下落し8カ月ぶりの安値水準を付けた。一方で、各国中央銀行による旺盛な需要が構造的な下支え要因として意識されている。

中東のホルムズ海峡における地政学的リスクの高まりを受け、アジア向け液化天然ガス(LNG)のスポット価格が4週続伸し、約4カ月ぶりの高水準に達した。供給懸念が価格を押し上げている。

アジアの半導体株がAIブームの持続性への懸念から急落する一方、米国とイランの対立激化が原油市場に影を落とし、投資家の間で警戒感が高まっている。

ゴールドマン・サックスは、各国中央銀行による旺盛な金購入が、FRBのタカ派的な金融政策観測による短期的な価格下落圧力に対するフロア(下支え)を提供するとの見方を示した。この傾向は地政学的リスクを背景とした準備資産多様化の一環であり、複数年にわたるトレンドだと分析している。

ロシア当局は、ウクライナ戦争を公然と批判してきたブロガーと政治家を相次いで訴追した。9月の議会選挙を前に、反体制派への締め付けを強める動きとみられる。