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アジア通貨:豪ドルが軟調なCPIで下落、米FOMC控えウォンは堅調

米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定を水曜日に控え、アジアの通貨は狭いレンジでの取引となった。オーストラリアの消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことを受けて豪ドルが売られたほか、米韓間の緊張も投資家心理を圧迫し、安全資産への需要を高めている。
FOMCを前にドル高・様子見ムード
米ドル指数は101.3近辺と、約1カ月ぶりの高値圏で推移した。市場参加者は、FRBが発表する政策金利や今後の金融政策に関する声明を見極めたい考えで、積極的なポジション構築を控えている。
また、米国とイラン間の新たな緊張が地政学的リスクとして意識され、安全資産である米ドルを支える一因となった。これにより、アジア市場全体のリスク選好ムードは限定的となっている。
豪ドルは下落、ウォンは堅調
オーストラリアドルは、同国のインフレ率が市場予想を下回ったことを受け、対米ドルで約0.4%下落した。この結果は、オーストラリア準備銀行(RBA)による追加利上げ観測を大幅に後退させるものと受け止められている。一方、韓国ウォンは対米ドルで上昇(USD/KRWペアは0.6%下落)し、5月6日以来の最高値圏で取引された。
Adその他の通貨では、ニュージーランドドルが小安く推移したほか、ユーロや英ポンドも対米ドルで軟調な展開が続いた。
市場の焦点はFRBのメッセージ
市場では、今回のFOMCで25ベーシスポイントの利上げが決定される確率は約33%と織り込まれているが、大方の見方では金利は据え置かれると予想されている。そのため、投資家の注目はパウエル議長の記者会見での発言に集まっている。
DBSのシニアFXストラテジスト、フィリップ・ウィー氏は、市場が最近のドル高をFRBが正当化するかどうかで見方が分かれていると指摘。FRBが十分にタカ派的なメッセージを発信できなかった場合、積み上がったドルのロングポジションが巻き戻されるリスクがあると分析している。
今週はFRBに続き、日本銀行(日銀)とイングランド銀行(BOE)も金融政策を発表する予定であり、市場の注目が集まる。