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豪オースタル株が急伸、米事業に新たな買収候補が浮上

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オーストラリアの造船大手オースタル(ASX: ASB)の株価が、同社の米国事業に対する新たな買収候補の登場を受け急伸した。買収を巡る憶測が再燃し、投資家の買い意欲を刺激した。
新たな買収候補の出現
オースタルは、米国のインフラ投資会社ワイルドキャット・インフラストラクチャーから打診があったとするメディア報道を受け、同社と「初期的かつ予備的な協議」を行ったことを認めた。ただし、現時点では正式な提案は受領していないと強調している。
この日のオースタル株は一時、前日比3.5%高の4.48豪ドルまで上昇し、日中高値は4.62豪ドルを付けた。この買収を巡る動きが活発化したことで、同社株は過去1ヶ月で約18%上昇している。
ハンファとの競争激化への期待
今回の動きにより、オースタルの米国事業には2社目の買収候補が現れたことになる。以前から、オースタルの株式19.9%を保有する韓国のハンファ・グループが、同事業に対して10億5000万~12億米ドル規模の価値を評価する、条件付きで拘束力のない買収案を提示していた。
Ad市場では、ワイルドキャットの登場によって2社間で買収競争が激化する可能性が意識されている。この競争への期待感が、今回の株価上昇の主な要因となっている。
市場の背景と今後の見通し
この日のオーストラリア株式市場(ASX)は、金鉱株や一部の産業株に支えられ堅調に推移しており、オースタル株の上昇を後押しする環境となった。オーストラリアの防衛関連株は、政府の造船政策や受注残高の増加を背景に、海外市場の動向とは独立して資金を集める傾向がある。
新たな買収候補の浮上、既存候補との競争への期待、そして良好な地合いという3つの要素が重なり、今回の株価上昇につながった。投資家は、ワイルドキャットとの協議がまだ初期段階であることを見極めつつ、今後の展開を注視している。