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アーム株が時間外で急伸、インテルの好決算とAI投資予測が追い風

Summary
半導体大手インテルの好決算とAIインフラ投資に関する強気な見通しを受け、アーム・ホールディングスの株価が時間外取引で4.2%上昇した。来週に控えた自社決算への期待感も高まっている。
半導体設計大手アーム・ホールディングス(Arm Holdings)の株価が、23日の米国市場の時間外取引で4.2%急伸した。同業のインテルが市場予想を大幅に上回る好決算を発表したことが半導体セクター全体への追い風となったほか、AI(人工知能)関連のインフラ投資予測の上方修正も買い材料視された。
インテルの好決算が半導体セクターを牽引
この日の引け後に発表されたインテルの第2四半期決算は、調整後1株当たり利益(EPS)が0.42ドルと、アナリスト予想の0.21ドルを倍増させる結果となった。売上高も161億3000万ドルと、市場予想の143億3000万ドルを大きく上回った。特に「データセンター・AI」部門の力強い成長が目立った。
さらにインテルは、2026年第3四半期の売上高見通しをウォール街の予想を上回る水準に引き上げた。これはAI駆動型の半導体需要が依然として堅調かつ加速していることを示唆しており、アームを含む半導体関連株への連れ高を誘った。
AIインフラ投資の追い風と構造変化
アーム株への追い風はこれだけではない。市場調査会社IDCが2026年通年のAIインフラ投資額の予測を4970億ドル(前年比約56%増)に引き上げたことも、投資家心理を強気にさせた。
Ad特に注目すべきは、IDCが報告書の中で、高速演算処理の主流プラットフォームが従来のx86プロセッサーからアームベースのGPUサーバーに移行したという構造的変化を指摘した点だ。これはアームのロイヤルティおよびライセンス供与というビジネスモデルに直接的な恩恵をもたらすものであり、AIハードウェア構築の中心に同社が位置付けられているとの確信を深めさせた。
市場の反応と今後の見通し
アームは7月29日に2027年度第1四半期決算の発表を控えており、短期的な期待感も高まっている。オプション市場では、決算発表後に約11%の株価変動が織り込まれており、投機的な関心の高さがうかがえる。
通常取引では、ナスダック総合指数が0.4%高、S&P 500が0.1%高と市場全体は小動きだった。インテルの決算という強力なセクター全体のカタリスト、IDCの予測というマクロ的な追い風、そして自社の決算発表への期待感が重なり、アームの株価は時間外取引で294.98ドルまで上昇した。