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仏物流REITアルガンが株価急騰、ベルギーWDPとの合併合意を好感

Summary
フランスの物流不動産投資信託(REIT)であるアルガン社は、ベルギーの同業WDP社との合併合意を発表したことを受け、株価が大幅に上昇した。この取引は、アルガン社の株主に対し21%のプレミアムを提供するもので、総資産約130億ユーロの巨大な欧州物流プラットフォームが誕生する見込み。
フランスの物流不動産投資信託(REIT)であるアルガン社の株価は、ベルギーの同業WDP(Warehouses De Pauw)社との国境を越えた合併合意が発表されたことを受け、15.8%急騰して75.70ユーロに達し、一時52週高値となる76ユーロを記録した。この合併により、欧州8カ国にまたがる総資産約130億ユーロ規模の巨大な物流プラットフォームが誕生する見通し。
合併合意の詳細
全株式交換によるこの取引の条件に基づき、アルガン社の株主は保有する1株に対し、新たに発行されるWDP社の株式3株と、取引完了前に支払われる1株あたり11ユーロの特別現金配当を受け取る。これにより、アルガン社株式の1株あたりの評価額は約79.22ユーロとなり、これは発表前の株価に対し21%のプレミアムに相当する。
本合併案は両社の取締役会および監督委員会から全会一致で支持されている。また、アルガン社の創業者であるル・ラン家とクレディ・アグリコル・アシュアランス(Predica経由)、およびWDP社の創業者であるデ・パウ家といった主要株主も、すでに本取引への支持を表明している。アルガン社の議決権の約52%を保有する株主が合意にコミットしている。
市場への影響と背景
Adこの日のフランス株式市場(CAC 40指数)はほぼ横ばいから小幅安で推移しており、アルガン社の株価急騰は市場全体の地合いではなく、合併という企業固有の材料によって引き起こされたものであることが明らかだ。
投資家は、大幅な買収プレミアム、両創業者一族からの強力な支持、そして欧州全域にまたがる物流プラットフォームの創設という戦略的魅力を評価し、アルガン株の価格を大幅に引き上げた。統合後の新会社は、年間7億ユーロを超える賃貸収入を生み出し、規模の拡大と流動性の向上を通じて資本コストの低減が見込まれる。
臨時株主総会は2026年11月に予定されており、取引の完了は2027年第1四半期を目指している。市場はすでに、この取引のプレミアムと統合後の事業体が持つ長期的な成長ポテンシャルを織り込み始めている。