Story
アップル、AI搭載スマートディスプレイで家庭市場に本格参入か=報道

Summary
ブルームバーグの報道によると、アップルは顔認識機能を搭載したAIスマートディスプレイを中核に、スマートホーム市場への本格的な攻勢を準備している模様。競合のAmazonやGoogleを追撃する狙いがある。
ブルームバーグの著名記者マーク・ガーマン氏の報道によると、アップル(AAPL)はAIを搭載した新たなデバイス群でスマートホーム市場への攻勢を強める準備を進めている。計画の中心となるのは、家庭内のコマンドセンターとして機能する新しいスマートディスプレイだという。
新型スマートディスプレイの概要
報道によれば、アップルが開発中の中核製品は、壁掛けまたはデスク設置が可能な約7インチの正方形スクリーンを持つスマートディスプレイだ。tvOS、watchOS、iOSの要素を組み合わせたカスタムOSで動作し、使い慣れたアプリのグリッド表示やインタラクティブなウィジェットなどを備えるという。
このデバイスの最大の特徴は、内蔵カメラによる顔認識と空間認識技術だとされる。使用者を識別し、その距離に応じてリアルタイムで文字サイズやUIを自動調整する。これにより、個人のカレンダーの予定やメモなど、パーソナライズされたコンテンツの表示が可能になる。
その他、このハブは以下の機能を担うとされている。
- FaceTimeビデオ通話
- Appleデバイス間のインターコム機能
- セキュリティ監視
- 照明、鍵、スピーカーなどのスマートホーム機器の直接制御
市場戦略と競合製品
Adこのスマートディスプレイは、アップルのスマートホーム戦略の第一波と位置付けられている。同社はこれに合わせて、セットトップボックスの「Apple TV」とスマートスピーカー「HomePod mini」のハードウェア刷新も計画していると伝えられている。
アップルのこれまでのホーム関連製品は、ウェアラブル事業などに比べて売上規模が比較的小さかった。しかし、今回のAI主導の製品群は、市場で先行するAmazonの「Echo Show」やGoogleの「Nest Hub」に直接対抗するものとなり、同社の新たな収益源となる可能性を秘めている。
将来の展望:ロボット技術の導入
ガーマン氏によると、これらの初期製品は、さらに未来的なデバイスへの布石に過ぎないという。次世代製品の筆頭として、電動ロボットアームを備えた上位モデルが挙げられている。
このアームにより、ディスプレイが物理的に回転・傾斜し、室内のユーザーの動きを追跡することが可能になる。これにより、ビデオ通話中などに常にユーザーの方を向いて対話できるようになると報じられている。