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アムコア株が急落、第3四半期の売上高見通しが予想を大幅に下回る

Summary
半導体パッケージング大手の米アムコア・テクノロジーの株価が28日の取引で急落した。過去最高となった第2四半期決算にもかかわらず、第3四半期の売上高見通しが市場予想を大幅に下回ったことが嫌気された。
半導体パッケージングおよびテストサービスを手掛ける米アムコア・テクノロジー(AMKR)の株価が28日午前の取引で22.9%急落した。第2四半期の業績が過去最高を記録したにもかかわらず、同時に発表された第3四半期の売上高見通しがアナリスト予想を大幅に下回ったことが、投資家の失望売りを誘った。
第3四半期の見通しが失望を招く
アムコアが示した2026年第3四半期の売上高見通しは、19億5000万ドルから20億5000万ドルの範囲だった。これは、市場コンセンサスであった約21億2000万ドルを大きく下回る水準であり、株価急落の直接的な引き金となった。
第2四半期の売上高および1株当たり利益(EPS)が共に予想を上回る好調な結果であったにもかかわらず、将来の業績に対する懸念が過去の実績を完全に打ち消す形となった。
ガイダンス引き下げの背景
会社側は、第3四半期の見通しが弱含む要因として、主に2つの逆風を挙げている。これらが重しとなり、投資家心理を悪化させた。
Ad- 通信部門の売上減: システム・イン・パッケージ(SiP)製造拠点を韓国からベトナムへ移管する動きが進行中であり、これが通信関連の売上減少につながっている。経営陣は、この影響が第4四半期を経て2027年初頭まで続くと説明している。
- メモリー関連需要の軟化: メモリー半導体市場の需要が引き続き弱いことも、全体の売上を押し下げる要因となっている。
市場の反応とアナリスト評価
決算発表を受け、B. Rileyのアナリストはアムコアの目標株価を75ドルから65ドルへ引き下げ、投資判断は「中立」を維持した。また、過去6ヶ月間にインサイダーによる自社株の購入がゼロ件である一方、売却が20件記録されていたことも、市場のネガティブなセンチメントを強める一因となった。
同日の株式市場では、ナスダック総合指数が0.7%下落するなど、半導体関連株にとってやや逆風の地合いではあった。しかし、S&P 500がほぼ横ばい、ダウ工業株30種平均が0.7%上昇していたことを踏まえると、アムコア株の急落はマクロ経済の動向よりも、企業固有の要因によって引き起こされたことが明らかだ。