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AMD株が急伸、AIカンファレンスへの期待とマイクロソフトとの提携拡大が好感

Summary
半導体大手AMDの株価が、近く開催されるAI関連カンファレンスへの期待感と、マイクロソフトとの戦略的提携拡大を背景に大幅に上昇した。アナリストの強気な見方も株価を押し上げた。
半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の株価が、サンフランシスコで水曜日に開幕する年次カンファレンス「Advancing AI 2026」への投資家の強い期待を背景に急伸した。マイクロソフトとの提携拡大も追い風となり、時間外取引では0.1%高の545.17ドルを付けた。
「Advancing AI 2026」への期待感
2日間にわたるこのイベントは、AMDにとって短期的に最も重要なカタリストと見なされている。市場では、同社が複数の重要な発表を行うとの観測が広がっている。
- Zen 6 Venice EPYCサーバープロセッサの商用ローンチ
- MI450XおよびMI500 GPUファミリーに関する詳細なロードマップの更新
- AIインフラ顧客として、新たにアンスロピック(Anthropic)が発表される可能性
特にアンスロピックとの契約については、複数のウォール街アナリストがその可能性を指摘しており、投資家の注目が集まっている。
マイクロソフトとの提携拡大とアナリストの強気な見方
月曜日に発表されたマイクロソフトとの戦略的パートナーシップ拡大も、株価上昇の強力な支援材料となった。マイクロソフトは、クラウド基盤「Azure」全体で、AMDの「Helios Rackscale Solution」を導入することを約束した。このソリューションは、Instinct MI455X GPU、第6世代EPYC Venice CPU、Pensandoネットワーキング、ROCmソフトウェアを統合したものである。
Adこの動きを受け、アナリストの評価も強気だ。
- KeyBancは、投資判断「オーバーウエート」と目標株価725ドルを維持。2026年にサーバーCPUの出荷台数が15~20%増加すると予測している。
- UBSは、AIアクセラレーターの需要が2027年にかけて堅調に推移するとのサプライチェーン調査を基に、目標株価を670ドルから700ドルに引き上げた。
- GF Securitiesも目標株価と通期売上高予想を引き上げ、次世代のMI450XがNvidia製品との性能差を大幅に縮めるとの見方を示した。
良好な市場環境も追い風に
当日の市場環境もAMD株にとって追い風となった。ハイテク株中心のナスダック総合指数が+1.8%、S&P 500種株価指数が+0.8%とそれぞれ上昇した。また、先週に広範な売りを経験した世界の半導体セクターが2日連続で回復基調を続けたことも支援材料となった。
AMDの株価は52週高値の584.73ドルから約17%下落した水準にあり、今回のイベントを前に割安感から買いを入れる投資家にとって魅力的な状況となっていた。これらの複合的な要因が、AMD株をセッション中から時間外取引にかけて大幅に押し上げる原動力となった。