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AMD株が急伸、旺盛な需要とアナリストの強気見通しを好感

Summary
半導体大手AMDの株価が17日の取引で急伸。同社の第3四半期に関する投資家向け説明会を受け、アナリストがCPUおよびGPUの旺盛な需要を指摘したことが買い材料となった。
半導体設計大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の株価が17日午前の取引で4.3%上昇し、534.47ドルに達した。同社の第3四半期決算発表前の「クワイエット・ピリオド」中に行われた投資家向け説明会での経営陣の発言を受け、アナリストからの強気な見方が買い意欲を刺激している。
アナリストの強気な見方が追い風
投資銀行パイパー・サンドラーのアナリスト、デビッド・オコナー氏は、AMD経営陣がCPUおよびGPUへの需要が供給を上回っており、その差を埋めるために生産能力を積極的に増強していることを確認したとして、同社株に対する「オーバーウエート」の投資判断と600ドルの目標株価を再表明した。
オコナー氏は、AMDが11月に発表予定の業績について、少なくとも会社ガイダンスを達成し、それを上回る可能性があると指摘。同社が過去10回の四半期決算のうち9回で市場予想を上回ってきた実績が、この見方を裏付けている。
半導体セクター全体への楽観論
AMDの株価上昇は、より広範な半導体業界への追い風の中で起きている。バンク・オブ・アメリカは、AIインフラ、メモリ、データセンターの構築が牽引し、世界の半導体市場規模が2026年の約1.7兆ドルから2030年までに3.2兆ドルへとほぼ倍増すると予測している。
AdAMD自身の第3四半期売上高ガイダンスである約130億ドルも、下半期の成長加速への期待を強めるものだ。AI半導体分野の競合であるエヌビディアやインテルも同日の取引で上昇しており、AIインフラ投資サイクルに対するセクター全体の信頼感を反映している。
良好な市場環境も支援材料
マクロ経済面では、米連邦準備制度理事会(FRB)が16日に発表した0.25%の利上げ(政策金利の誘導目標レンジを3.75%~4.00%へ)は、市場で広く予想されていたため、株式市場は混乱なくこのニュースを吸収した。2023年以来の利上げとなったが、市場の不透明感は後退している。
ナスダック総合指数が1.7%、S&P500種株価指数が1.1%それぞれ上昇するなど、市場全体が堅調に推移していることも、AMDのような高成長株の上昇を後押ししている。これら複合的な要因が、AMDの株価を当日の高値540.20ドルへと押し上げ、52週高値である584.73ドルに迫る勢いを見せている。