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AMC株が時間外で急騰、過去最高の第2四半期決算を好感

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米映画館チェーン大手AMCエンターテインメント(AMC Entertainment)の株価が、20日の時間外取引で16.0%急騰した。同日発表した2026年第2四半期決算が、106年の歴史の中で過去最高となる売上高と調整後EBITDA(金利・税金・減価償却費前利益)を記録し、市場予想を大幅に上回ったことが好感された。
過去最高の第2四半期決算
同社の発表によると、第2四半期の主要な業績は以下の通り。
- 総売上高: 前年同期比14.2%増の約16億ドル。市場コンセンサスの約14億8000万ドルを上回った。
- 調整後EBITDA: 同172.9%増の3億5970万ドル。四半期として過去最高を更新した。
- 営業キャッシュフロー: 前年同期の2億3160万ドルの赤字から1億690万ドルの黒字に転換。3億3800万ドル以上の劇的な改善を示した。
この歴史的な好業績は、2026年の強力な映画興行収入に支えられた。大ヒット作の公開が記録的な観客動員につながり、米国内の飲食売上も過去1年以上で最も好調だったという。
市場心理の改善が追い風に
Ad決算発表に先立ち、アナリストからの評価も改善していた。テキサス・キャピタルはAMCの投資判断を「ホールド」から「バイ」に引き上げ、マッコーリーは2026年の業界全体の興行収入予測を上方修正しており、映画興行セクターの回復に対する機関投資家の信頼感が高まっていた。
また、当日の株式市場はS&P 500種株価指数が上昇するなど、全体的にリスクオンの地合いであった。この良好なマクロ環境も、AMCのような高ベータ株への投資意欲を後押しする一因となった。
財務改善と業界全体の回復
AMCは事前に2億ドルの株式発行を通じて短期債務を返済し、主要な債務の満期を2029年まで延長するなど、財務体質の改善を進めていた。これにより、決算発表を前に財務リスクが低減されていた点も投資家に評価された。
同業他社も2026年の強力な映画作品群から恩恵を受けており、業界の回復が特定の作品に依存するものではなく、広範なものであるとの見方が強まっている。歴史的な好決算、アナリストの評価改善、そして良好な市場環境が組み合わさり、今回の株価急騰につながったとみられる。