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AMCネットワークス株が下落、予想を大幅に下回る四半期決算が重荷

Summary
AMCネットワークスの株価が時間外取引で下落。予想を大幅に下回る四半期損失と売上高が嫌気された。ネットフリックスとの大型ライセンス契約や通期見通しの上方修正も、決算の失望感を打ち消すには至らなかった。
米メディア企業のAMCネットワークス(AMCX)の株価が、30日の時間外取引で下落した。同日発表した第2四半期決算が、市場予想を大幅に下回る赤字と減収となったことが主な要因。大型の戦略的提携が同時に発表されたものの、投資家の懸念を払拭するには至らなかった。
予想を大幅に下回る決算内容
同社が発表した6月30日終了の四半期決算によると、調整後の1株当たり損失と売上高はアナリスト予想に届かなかった。
- 調整後1株当たり損失: -0.28ドル。アナリスト予想コンセンサスの-0.06ドルを大幅に下回る赤字となった。
- 純売上高: 5億4750万ドル。市場予想の5億5850万ドルに届かなかった。前年同期比では9%の減少。
売上高の減少は、国内のケーブルテレビ関連料金や広告収入の落ち込みが響いた。一方で、ストリーミング事業の売上高は約6%増加し、トップラインの落ち込みを一部補った。
Netflixとの大型契約も失望感を打ち消せず
Ad決算発表と同時に、同社はネットフリックスとの間で画期的なライセンス契約を締結したことを明らかにした。この契約は、人気シリーズ「ウォーキング・デッド」ユニバースの全作品(7シリーズ、371話)の全世界における配信権を5年間にわたり共同で保有するもので、契約額は5億ドルに上る。
クリスティン・ドーランCEOは、この契約が「今後数年間にわたり重要なキャッシュフロー源となる」とコメント。さらに、コムキャストやYouTubeとの配信契約更新や、通期業績見通しの上方修正も発表した。しかし、これらの好材料も、市場の注目が四半期決算の不振に集まったため、株価の下落を食い止めることはできなかった。
市場の反応と背景
この日の米国株式市場はS&P 500種指数などが上昇する堅調な地合いだったが、AMCネットワークスの株価は時間外取引で0.9%下落。市場全体のセンチメントではなく、企業固有の要因が売りを誘ったことを示している。
アナリストの間では、ケーブルテレビの契約者離れ(コードカッティング)の進行や収益成長の鈍化、利益率の圧縮といった構造的な課題に対する懸念が根強い。今回の決算の取りこぼしは、こうした慎重な見方を増幅させる形となった。同社の株価は過去1年で52週安値から大きく回復していたが、今回の決算はリニアテレビからの事業転換のペースに新たな不透明感をもたらしている。