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アマデウスIT株が上昇、ドイツ銀行が「買い」に格上げ

旅行テクノロジー大手のアマデウスIT(Amadeus IT)の株価が16日の取引で1.0%上昇し、54.58ユーロで取引された。ドイツ銀行が、AIが普及する技術環境における同社の強靭性を市場が過小評価しているとして、投資判断を「買い」に引き上げたことが好感された。
ドイツ銀行の格上げが追い風に
ドイツ銀行のアナリスト、Nooshin Nejati氏は、アマデウスITの投資判断を従来の「ホールド」から「買い」へと引き上げた。同時に、目標株価も58.00ユーロから71.50ユーロへと大幅に上方修正した。これは現在の株価水準から大きな上昇余地を示唆する。
同行は格上げの理由として、AI技術が進化する中でも同社が持つ事業の強靭性を市場が過度に厳しく評価していると指摘。今回の強気な見方は、ここ数ヶ月で最も建設的なアナリスト評価の一つとなる。
市場の反応と背景
この格上げは、同社株にとって重要なタイミングで発表された。アマデウスITの株価は9月上旬に2営業日で約6.5%下落する急落を経験し、その後は暫定的な回復基調にあった。今回のドイツ銀行の動きは、この回復に機関投資家のお墨付きを与える形となった。
Ad他のアナリストの間でも見方は総じて強気で、22人のアナリストによる総合評価は「買い推奨(Accumulate)」となっており、コンセンサス目標株価も現在の株価を大きく上回っている。
業績と今後の見通し
投資家は、同社の2026年上半期決算で示された堅調な収益成長と安定した調整後EBITマージンを引き続き評価している。一方で、中東における地政学的な不確実性の高まりを理由に、2026年通期の業績見通しが慎重な内容に修正されたことも懸念材料となっている。
次回の決算発表は11月上旬に予定されている第3四半期報告であり、短期的には今回のアナリストによる評価が株価の主要な変動要因となる。当日の米国株市場が小高く推移するなど、良好な外部環境も株価を支えた。