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AI関連の中際旭創、香港で68億ドル調達 2019年以来最大規模のIPO

Summary
中国の光トランシーバーメーカー、中際旭創が香港で新規株式公開(IPO)を実施し、534億香港ドル(約68.1億米ドル)を調達した。AIインフラ関連企業への旺盛な投資家需要を背景に、2019年以来の最大規模の案件となった。
中国の光トランシーバーメーカーである中際旭創(Zhongji Innolight)が、香港での新規株式公開(IPO)で534億香港ドル(約68.1億米ドル)を調達した。これは世界的なAIインフラ投資ブームを背景に、関連企業への強い投資家需要を浮き彫りにするもので、香港市場では2019年以来最大規模の案件となる。
IPOの詳細
Investing.comの報道によると、山東中際電工装備(SZ:300308)としても知られる同社は、H株5,450万株を公開した。公募価格は1株あたり980香港ドルに設定された。これは、仮条件価格帯の上限であった1,010香港ドルを下回る水準となる。香港証券取引所での取引は7月30日に開始される予定だ。
調達した資金は、主に以下の目的に充当される計画だ。
- 製造能力の拡大
- 研究開発への投資
- サプライチェーンの強化
- 戦略的買収の追求
- 運転資金
市場への影響と背景
Ad今回のIPOは、2019年のアリババによる二次上場以来、香港の株式市場で最大規模の資金調達となる。数年にわたり低迷していた香港の資本市場が、回復の兆しを見せていることを示唆する動きと見られている。
AIコンピューティング能力の増強を急ぐクラウドプロバイダーやハイパースケーラーからの需要急増を受け、光ネットワーク機器セクター全体が活況を呈している。米国の先端半導体に対する輸出規制が続く中でも、中国のテクノロジー企業は国内のAI能力への投資を加速させており、今回の大型上場もその流れを汲むものだ。
企業業績
中際旭創は、AIデータセンターやクラウドコンピューティングネットワークで使用される高速光トランシーバーを製造しており、AIインフラ投資の拡大から最も恩恵を受ける企業の一つと目されている。同社の第1四半期の純利益は63.2億元と前年同期比で約4倍に増加し、売上高も195億元と約3倍に急増した。
なお、第1四半期の売上高の約61.7%は米国が占めている。同社は今年初め、米国防総省の「中国軍事関連企業」リストに追加されたものの、商業活動や米国顧客へのサービス提供能力に影響はないと述べている。