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WD-40株が急騰、好決算と通期見通し引き上げを好感

Summary
潤滑剤メーカーのWD-40カンパニーの株価が10日の取引で急騰した。市場予想を大幅に上回る第3四半期決算の発表と、通期の業績見通しの引き上げが好感された。
潤滑剤メーカーのWD-40カンパニー(NASDAQ: WDFC)の株価が10日の取引で23%超の急騰を記録し、一時298.90ドルの52週高値を付けた。9日の取引終了後に発表された2026年度第3四半期決算が、売上高・利益ともに市場予想を大幅に上回ったことが主な要因である。
予想を大幅に上回る第3四半期決算
同社が発表した第3四半期決算は、力強い業績を示した。非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益(EPS)は2.33ドルとなり、アナリストのコンセンサス予想である約1.57ドルを約48%上回った。
- 純売上高: 1億9510万ドル(前年同期比24%増、市場予想を2000万ドル以上超過)
- 営業利益: 4030万ドル(同47%増)
- 純利益: 3020万ドル(同44%増)
スティーブ・ブラス最高経営責任者(CEO)は、この好調な業績について、全3つの地域ブロックでの2桁成長と、同社の重点戦略「Must-Win Battles」の継続的な実行が寄与したと説明した。
通期見通し引き上げと株主還元策も好感
Ad決算発表と同時に、同社は2026年度通期の業績見通しを上方修正した。純売上高は6億7500万~6億9000万ドル、非GAAPベースのEPSは6.05~6.35ドルの範囲になるとし、いずれも従来の見通しおよび市場予想を上回っている。
さらに、取締役会が2026年9月から有効となる1億ドルの新たな自社株買いプログラムを承認したことも、投資家心理を押し上げる追加の材料となった。
アナリスト評価と市場の反応
好決算を受け、DA DavidsonはWD-40の目標株価を270ドルから305ドルに引き上げ、投資判断「買い」を維持した。同社は、売上高の力強さ、粗利益率の改善、および計画的な価格改定を前にした一部顧客による前倒し発注が決算を押し上げたと分析している。
この日のS&P 500指数がほぼ横ばいで推移する中、WD-40株の上昇は際立っており、今回の株価急騰が市場全体の地合いではなく、同社固有の好材料に基づいたものであることを示している。好調な決算、見通しの引き上げ、自社株買い、アナリストによる迅速な目標株価引き上げという複合的な要因が、株価を52週高値へと押し上げる強力なカタリストとなった。