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円、日銀の大幅利上げ観測で急伸 米雇用統計に注目集まる

Summary
世界市場が落ち着きを取り戻す中、円は日銀が今月にも大幅な利上げに踏み切るとの観測から約1%急伸した。市場の関心は、明日発表される米国の雇用統計に移っている。
世界市場が過去24時間で落ち着きを取り戻す中、円相場が水曜日に急伸した。背景には、日本銀行(日銀)が今月にも通常を上回る規模の利上げに踏み切るのではないかとの市場観測が強まったことがある。
円相場は1%高、利上げ期待が背景
水曜日の外国為替市場で円は対ドルで約1%上昇した。当初は政府・日銀による為替介入の可能性も囁かれたが、市場では日銀の金融政策修正への期待がより有力な材料と見られている。
市場関係者の間では、日銀が今月の金融政策決定会合で、通常の利上げ幅(0.25%)を超える利上げを決定するとの思惑が浮上。この観測が円買いを誘い、木曜の早朝取引でも円は底堅く推移した。
世界市場は落ち着き、米雇用統計待ち
円の急騰とは対照的に、他の金融市場では比較的穏やかな動きとなった。原油価格が安定し、債券市場の緊張も和らいだことで、投資家心理がいくぶん改善した。
Ad米国債利回りは数年ぶりの高水準から低下。一方、欧州では天然ガス価格が冬季を前に3年ぶりの高値に急騰しており、債券市場は依然として神経質な展開が続いている。市場の次の焦点は、金曜日に発表される米国の雇用統計に移っており、その前哨戦となる8月のADP民間部門雇用者数は、市場予想をわずかに下回る結果となった。
個別銘柄:ブロードコムの決算
企業決算に目を向けると、半導体大手のブロードコムが水曜日に発表した決算は市場予想を上回ったものの、第4四半期の見通しが期待外れとなり、株価は時間外取引で下落した。
しかし、同社は今後2年間のAI(人工知能)向け半導体の力強い売上を予測しており、ハイテク企業によるAIインフラへの旺盛な投資意欲が続いていることを示唆した。投資家は巨額のAI投資に対するリターンを注視している。