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FTSE100反落、米イラン情勢緊迫化とアストラゼネカの治験失敗が重し

Summary
ロンドン株式市場のFTSE100指数は反落。中東の地政学リスクの高まりによる投資家心理の悪化と、構成銘柄であるアストラゼネカの株価急落が主な要因となった。
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ロンドン株式市場のFTSE100種総合株価指数は木曜、中東における地政学的緊張の高まりと、医薬品大手アストラゼネカの株価急落を嫌気して反落した。ドイツやフランスなど他の欧州主要市場が上昇する中、ロンドン市場の軟調さが際立った。
地政学リスクの高まりが市場心理を圧迫
米国とイランの対立激化が、市場の重しとなった。米中央軍は、ホルムズ海峡での商業船舶への脅威を低減させるため、イラン沿岸部のミサイル貯蔵施設や海軍インフラなど約90の軍事目標を夜間に攻撃したと発表した。
これに対しイランは、米国の同盟国であるクウェートやバーレーンなどを攻撃したと主張している。先月合意された停戦が事実上崩壊したとの見方が広がり、投資家はリスク回避姿勢を強めた。この結果、安全資産とされる金が買われる一方、株式などのリスク資産には売り圧力がかかった。
アストラゼネカが急落
個別銘柄では、指数構成比の大きいアストラゼネカが急落し、相場全体を押し下げた。同社が開発中であった心臓病治療薬「Wainua」の後期臨床試験が、主要目標を達成できなかったと発表したことが嫌気された。
Ad一方で、ITサービスのコンピューターセンターは、上半期の調整後税引き前利益が前年同期比でほぼ倍増するとの見通しを示し、株価が上昇した。また、事務代行大手のキャピタは、年金契約の不備を理由に利益見通しを下方修正し、売られた。
市場の動向
Investing.comによると、ロンドン時間午前7時30分時点で各市場は以下のように推移している。
- FTSE100指数: 0.49%安と下落。
- ドイツ DAX指数: 0.61%高
- フランス CAC40指数: 0.45%高
- 英ポンド/ドル: 0.30%高の1ポンド=1.3426ドル
- 金先物: 安全資産への需要から0.85%高の1オンス=4,116.92ドル
- ブレント原油: 0.53%安の1バレル=77.58ドル