Story
中国規制当局、太陽光業界と会合へ 過当競争の是正目指す=現地報道

Summary
中国の市場規制当局が、過剰生産能力と価格競争に苦しむ国内の太陽光発電業界と会合を開く見通し。現地メディアによると、当局は価格設定のコンプライアンス指導などを通じて、業界の「非合理な競争」を抑制する方針。
Text size
Background
中国の市場規制当局が、国内の太陽光発電業界の関係者と会合を開き、過当競争の抑制に向けた指導を行う見通しであることが、現地メディア「財聯社」の報道で明らかになった。この動きは、業界の健全な発展を阻害する消耗戦に歯止めをかけることを目的としている。
背景にある過剰生産能力と価格競争
財聯社の報道によると、会合は金曜日に予定されており、価格設定のコンプライアンスや業界の原価計算基準の導入に関する指導が行われるという。当局は、過剰生産能力に起因する長引く価格競争を「非合理な競争」と位置付けており、今回の会合を通じて是正を促す構えだ。
中国の太陽光発電業界は、世界市場で圧倒的なシェアを誇る一方、国内では熾烈な競争が続いている。多くの主要メーカーが長年にわたり赤字経営を強いられており、一部の大手企業は今年上半期も数十億元規模の損失拡大を見込んでいると報じられている。
Ad規制強化の動きと「内巻化」問題
中国当局は、経済の停滞を示す兆候とも見なされる「内巻化」と呼ばれる過酷な消耗戦への警戒を強めている。この問題は、電気自動車(EV)やリチウム電池、セメント業界など、太陽光発電以外の分野でも利益率を著しく圧迫してきた。
工業情報化部(工業・情報化省に相当)は1年前に太陽光分野における無秩序な価格競争を抑制する方針を表明していたが、過剰生産能力の問題が解消されず、価格下落に歯止めをかけるには至らなかった。今回の市場規制当局による会合は、問題の深刻化を受け、より踏み込んだ対策を講じるシグナルと受け止められており、市場関係者はその実効性を注視している。